本日は神輿の町内巡行。
町会を移って4年目、祭りの町内睦に入って2年目、 最初のうちはお客さんのようで落ち着かない雰囲気もあったが、何年か一緒に担いだりしているうちに、「なべさん」と頼られもし始め、祭りの楽しみが少しずつ深まって来た。
今年は、友人の上野さん一家が、尋ねてきてくれ、いっそう楽しくなった。
上野さんの倅のエフ君。20年ぶりにあったので、当たり前だけど成人していた。
エラそーにしているが、実はいい青年。
私が普段使っている股引や鯉口、どんぶりなどを着てもらった。
上野さんファミリー
町内巡行前の記念撮影。町内睦の「亀友会」
白半纏が町会半纏で町会の方。他の半纏は援軍の同好会やよしみの町会の方々。
手前のモヒカンさんは、鳶の頭（かしら）
飯沼さんが撮ってくれた写真。町内巡行のフィナーレで、みんないい顔している。
私は何を指差しているのか？
それにしても我が町会の神輿は立派だ･･･
初日は、亀沢一～四丁目、緑四丁目の亀沢５町会による連合渡御。
連合渡御は、当番町会の神輿を、５町会で順繰りに担いでいくというもの。
今年の当番町会は、亀沢三丁目。この町会は自分が生まれ育った町会で、子供の頃から5年前まで、ここの神輿を担いでいた。同級生の柝頭（きがしら）や幼馴染の祭礼部長が頑張っており、いつも頭が下がる思いがしている。
亀三の神輿。台輪寸法（一番下の、担ぎ棒を通す部分）は2尺8寸と特別大きくはないが、バランスが良くとても華麗な神輿。例えると、小またの切れ上がった美人。
担ぎ棒の太さがちょうど良く、担いでいるうちに陶酔してくる感じがある。
胴部分のクローズアップ。日本神話を題材にした彫り物も素晴らしく、NHK「美の壷」にも取り上げられた程。
9月の第二週は氏神様である、牛嶋神社の例祭。昨年の大祭が1150年だったので、今年は1151年目にあたると思う。
例祭（かげ）のため神社への宮入りはなく、土曜日の亀沢一～四、緑四の５町会による連合渡御（当番神輿は亀三）と、日曜日の町内神輿による町内巡行のみ。
土曜日の早朝暗いうちから神輿の準備に取り掛かる。
集合は朝5時前。5:15には神社に着き、倉庫から神輿を運び出す。
鉄のレールを敷き、外に運び出し、横付けしたトラックに皆で運びこむ。
飾り綱をチェックしつつ、真ん中でゆるく結んでおく。
鳳凰をつける前に、神輿に載せておく。真ん中に見える麻紐は、センターの目印。
鳳凰は重いので、フォークリフトで持ち上げる。今は専用台座で、そのままの姿で保管しているが、昔はいちいち分解・組み立てしていたらしい。
右端の方が、今年から柝頭（きがしら）になった小林さん。
無事嵌め込まれた鳳凰。尾羽根が「シャンシャン」となる鳳凰は珍しい。
蕨手（わらびて）に絡ませ、だんだんと縛って行く。鳳凰の足元、綱が「左前」にならないように注意。死装束になってしまう。
さらに担ぎ棒に括る。今日は担がずに飾り付けだけなのでごく簡単に。
7時前にはあらかた終わり、握り飯を頂いた後、盆踊りの飾り付けを手伝ったり、仕事に出かけたり、三々五々と流れ解散。
町内神輿としては日本で十指に入る、台輪寸法3尺2寸の大神輿。
尾羽根が鳴る鳳凰、二重台輪、四方扉、唐破風の立派な拵えは宮本重義の手による。
後は、神主さんに魂を入れてもらうだけ。（この写真だけは2005年に撮影したもの）
