【完成品】
↑これが試行錯誤の上たどりついた水彩セットSPの現時点の完成版。世界最コンパクトかも。
年末年始の休みを使って作ってみた。
【外ケース】
↑ロディアのケースを丸善でみかけ、ラングトンのハガキサイズがぴったりではないかと思いついたのがはじまり・・・。
この中に水彩画道具一式が入っている。
【セット内容】
↑ロディアのところにハガキサイズの水彩紙(たてに綴じてあるもの。ラングトンがぴったり)を差し込む。
手前のスリットに、手製の水差し(左)とパレットケース(右)を差し込む。中央の隙間に耐水ペン、ペン差には芯フォルダーを差し込む。
↑水差し(外して左に立ててある)はプラ板を切って接着し、削って仕上げたもの。ゴムを削って栓にした。
↑パレット部は、収納時と使用時は90度、扇形に回転するような仕掛け。回転させてから蓋を開くと、手前にパレットが来て使いやすい。蝶番はプラ板を重ねてはめ込んであり、取り外すことも可能。
↑↓パレットケースは、シガリロという小さな葉巻のケースを使用。シガリロ自体は800円くらいしたか? 中身は捨ててしまった。ケースの内側にピッタリはまるサイズのパレットをプラ板で自作。白いラッカーを何重にも塗ってピカピカに仕上げておく。
↓肝腎の絵の具は、ラウニーのアーティスト・ウォーター・カラー。
↓使用するときはこんな感じ。ちょっと不安定であることは否めない。
【筆】
筆はラファエルの携帯コリンスキーセーブルが丁度いいが、高いので既製品を加工して携帯筆にしてみた。
100円ショップで見つけたアイライン(マスカラ?)引きのケースに、既製のバーゲン品の筆を切ってはめ込むというもの。
アイラインケースの色鉛筆のようなものと、逆側の小さな歯ブラシのようなものを取り外し、約1/3に切って削った筆をはめ込む。はめ込んだ後はやすりで削り、ラッカーで仕上げる。
筆はバーゲン品とはいえ素材はコリンスキーセーブル。サイズは8号くらいのものを使用。
小型水彩セットの筆は極小で水含みが悪いが、これはたっぷりと水を含む優れものだ。ラファエルの携帯コリンスキーセーブルよりも含みが良い。しかもパレットの手前の隙間にぴったりのサイズで、「私脱いだら凄いんです」状態。
【水差し】
プラ板製の本体は簡単にできたが、栓をどうするか悩んだ。最初はゴムを削って栓にしてみたが、圧力が掛かると水漏れの不安があり、改良に踏み切った。3ミリのボルトとアクリルのナット、さらにゴム板から作った極小パッキンを挟み込み、栓にしてみた。開け閉めがチマチマとしていて、外した蓋をなくしてしまう危険はあるが、水漏れは全く心配ない。
メス穴の方にはサイズの合うタップでネジ穴を切っておく。
黒ラッカーで仕上げたら見とれるほどの仕上がり
【塗装仕上げ】
パレット=シガリロのケースもラッカーで仕上げ。
芯フォルダーは最初はファーバーカステルのグリーンのものだったが、黒いカランダッシュに替え、モノトーンでコーディネイトした。