3連休のうち2日は仕事でつぶれ、まだ少し残ってはいるものの一応の目処はついたので、本日は今年初めての東京のトレイルに出かけた。1/3に購入したファイントラックのスパイロ・フィルのフィールド・レビューもするつもりだ。
朝電車に乗るまで、「ホリデー快速で行く、青梅丘陵+要害山・天狗岩の旅19km」にするか、「高尾山ぐるっと外周23km+夕やけこやけの里」にするか迷ったが、夕やけこやけの里の風呂と+地ビールの魅力には抗し難く、京王線に乗り換え高尾山口に向かった。
【予定コース】
車中でダウンジャケットをしまいこみ、長ズボンを半ズボンに着替え、臨戦態勢を整える。結構寒いが正月の上州を経験しているので、どうということはない。
駅前で軽くストレッチしてから、国道20号の「高尾山口」の信号を渡り、そのまま直進してトレイルに入っていく。霜で地面が少し凍っているので、ゆっくりと慎重に行く。
「四辻」で稜線に出ると、小刻みなアップアンドダウンを繰り返しつつ、まずは草戸峠を目指す。高尾山の外側をぐるりと回るこのトレイルは、高尾山にしてはいつも驚くほど空いているが、今日は一段と人影が少ない。駅から5分かそこらで↓こんな感じのトレイルに出られる。高尾山口から三沢峠までは、近所のお年寄りや、犬連れの人の散歩コースになっているようだ。
【早くも捻挫】
10分ほど走って汗ばんできたのでフリースの手袋を指切手袋に替えようとして、注意力散漫になったところで、右足首を内転捻挫。昨秋から同じところを4回目だ。
特にこのところ立て続けに序盤で捻挫。あまりの痛みに早くもエスケープを考えたが、しばらくすると痛みも薄らいできたので、コースを短縮して走ることにした。ゴールは「夕やけこやけの里」から「美女谷温泉」に変更。美女谷温泉は、前日にネットで調べたら「立ち寄り温泉もある」というレポートがいくつかあったので、あらかじめエスケープ候補にしておいたのだ。
底谷峠まで行っても20km程、途中で痛みが増したら小仏城山から美女谷に降りれば15km程で済むし、もっと手前で大垂水峠からバスで高尾山口という手もある。
【コース変更】
捻挫のせいで下りが遅く、ペースは上げられないが、上りは意外と調子よく、以前走った3回と比べてあまり変わらないペースで行けた。
草戸峠からの高尾山。曇り空のため暖かくはないが、冷え込みや風はそれほどでもない。
松見平休憩所手前の山ノ神。大山祇神(オオヤマツミノカミ)とある。いつもは素通りしてしまうが、捻挫した今日は手を合わせる。もう遅いか・・・。
微かに見える城山湖(本沢ダム)。冬枯れのせいか水が殆どない。
神奈川県が買い取った水源森林。このあたりから流れる水を、もう少し下流では東京都が神奈川県から買い取っているそうだ。
水源地の森の、命名権、利用権、所有権を、ギフトの形で次世代に残す「源流プロジェクト」を考えているが、早く企画書に落とさなければ・・・。
津久井湖を望むこのあたりは、平坦で根張りも少ないシングルトラックで走りやすい。
津久井湖の向こう側の山、右端は石老山か? 遠くに見える丹沢山塊は山頂部は冠雪しているようだ。
大垂水峠の歩道橋で、国道20号をまたぐ。ここから小仏城山までの上りは結構きつい。
大垂水峠から小仏城山に上る途中で、振り返ると丹沢の山々がきれいだった。
小仏城山、おなじみのなめこ汁(@250)。
唐辛子をたっぷりかけて、アツアツをハフハフと啜り込む。
この日は、上はすべてファイントラックで、「スキン・メッシュT」、「スパイロ・フィル・LW・ロング」、「ドラウト・センサー・ジャケット」というレイヤリングだった。ウィンドブレーカーやダウンジャケットも携帯していたが、休憩中もそのままで十分だった。
ドラウト・センサーの腕や肩を触ってみるとしっとりとしていて、スパイロ・フィルからドラウト・センサーへと、汗がどんどん吸い上げられ蒸散しているのが分かる。
乾きの早さも特筆ものだ。バックパックを背負った背中はさすがに15分の休憩時間中には乾ききらなかったが、それ以外はすぐに乾きいてしまい、汗冷えも殆ど感じなかった。
半ズボンと薄いジャケット姿の私を見て、分厚いダウンを着込んで寒さに震えながら休憩している登山客たちが引いていたのが愉快だった。
ここまで2:39経過。15分ほど休憩。捻挫で痛めた足首の調子がさほど悪くないので、エスケープなしで底沢峠まで向かい、美女谷温泉に降りることにした。
小仏城山を出ると、小仏峠から景信山への上り以外は巻き道が多く、それほどアップアンドダウンがない。へとへとになりつつも、堂所山への分岐に着く。
ここは、予定コースとのコースの分かれ道。右の坂を上ると堂所山、関場峠、黒ドッケを経て北高尾山稜。左は底沢峠、明王峠を経て陣場山。底沢峠なので左に進む。
暗い杉林を抜けると、底沢峠。ここまで3時間54分。やや戻るような感じで美女谷に下っていく。
底沢峠からの下りは、根張りや小石が少なく、比較的走りやすい。
美女谷の集落。家のすぐ脇を抜けていく。
お待ちかねの美女谷温泉。4:22経過。
気のせいかわびしい雰囲気で、人気がない。看板に近づいてみると・・・
「御入浴はやっておりません」というそっけなくもショッキングな一文。
電話で問い合わせても同じだった。熱い風呂と、その後のビール、さっぱりと着替えることを夢見て走った4時間。その夢がガラガラと崩れていった。
しかたなく、美女谷から20号沿いの「底沢」バス停まで走る。森の中よりも寒く感じるのは、気落ちしたせいだろうか。
頭上高く中央高速道が通る。このあたりは旧甲州街道の「中板橋」という宿らしい。すぐに「底沢」バス停に着く。4:40経過。
「やまなみ温泉」や「東尾垂の湯」まで行こうかと考えたが、相模湖駅からはバスが出ていないし、藤野駅まで行ってもバスの便数が少ないので、あきらめて家に帰ることにした。
冬場とは言え汗はたっぷりかいたけれど、ウルトラ・ショーツと指切り手袋以外、汗臭さは全く気にならなかった。スパイロ・フィルのウールの防臭作用が効いているように感じた。
【縦断面図】
【本日の走行データ】
- 走行距離 20.89km (カシミール3Dの19.53を107%で補正)
- 走行時間 (グロス/ネット) 4時間44分/4時間24分24秒
- 平均ラップ 12.65/km(ネット)
- 平均速度 4.74km/h(ネット)
- 最大心拍 187
- 平均心拍 151
- 運動強度 5.0(MAX5.0)
- 消費カロリー 2,045Kcal(スント計測)
【本日の補給食、サプリ】
《朝食》
- ドーナツ類2+握り飯
- しょうがミルクティー
《走行中》
- ハイドレーション(ノンブランドスポーツ飲料+クエン酸+ビタミンC入 1,200cc(消費550cc)
- アミノバイタル ジェル 1袋(100Kcal)
- アミノバイタル 3600 1袋
- フルーツケーキ 2袋
- なめこ汁
【本日のウェア、ギア】
- バックパック: ミレー・アクシオム 15L
- シューズ: モントレイル・ハードロック 08モデル
- ジャケット:ファイントラック・ドラウトセンサージャケット
- シャツ: ファイントラック・スパイロ・フィル・LW・ロング
- アンダーシャツ: ファイントラック・スキンメッシュ Tシャツ
- パンツ: パタゴニア・ウルトラ・ショーツ
- 靴下: スマートウール・PhD・トレイルラン・ミニ
- 手袋: モンベル・フリース手袋/パールイズミ・指切り手袋
- 帽子: スマートウール・ヘッドライナー
- サポートウェア: スキンズ・ハーフタイツ ホワイトカモ
- ハイドレーション:ブラティパス・水筒タイプ 2L
- 計測用具: スントt3c(ハートレートモニター、フットポッド)
- メディカルセット(簡易版)、エマージェンシーセット
- 携行: ロングパンツ コロンビア・チタニウム
- 携行: ダウンジャケット モンベルULダウン・インナージャケット
- 携行: ウィンドブレーカー TNFスワローテイル・ジャケット
【本日の費用】
- 交通費 往:JR210+京王370 復:バス170+JR1,110 小計1,860
- 食費 握り飯210、缶ジュース120×2、なめこ汁@250、小計700
- 合計 2,560円
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