【スタート前】
夜の11:00に東京を出て、中央高速諏訪IC下車、茅野方面に少し戻り、白樺湖方面に向かう。現地到着は深夜2:30。広い駐車場には数台の車が停まっていたが、係員も居らず、隅っこに勝手に止めて仮眠。
朝起きると、遠くに女性の声。フラフラと誘われるように近づくと、ジョグノの新月ちゃんではありませんか! 全国の新月ファンに悪いが、一緒に朝食、受付、出店のスポーツショップでお買い物 ^^V
↑新月さんと
↑受付はこちらの建物。出店のサトースポーツで、ネイサンのハンディストラップ付ボトル@1000を大小2つ購入。定価@3,045と@2,100のもの。近所のジョグに丁度良いのだ。@1980のエンライテンが@990になっていたので、なかなか売っていないので、こちらも購入。
受付で詳細マップを貰う。自分で何枚も作った高低図やコース図を家に置いてきてしまったが、コースはほぼ同じだった。
↑家に忘れたカシミール3Dのマップ
知り合いの山さんはDNSでお会いできなかったが、yukiさん、tmykさん、かずみんさんにお会いした。yukiさんに撮ってもらう。
↑yukiさん
↑tmykさん、かずみんさん
↑tmykさん
tmykさんが同じガーミンの310を持っていて、なにやらセッティングしていたので、標高を表示するようにセットしてもらう。「あとどれくらい登れば・・・」の目安が判るので、標高表示はありがたい。
↑開会式で注意事項を伝えるフィールズ社長。この間にアップしたり、空いてきたトイレに行ったり。
↑太鼓の応援が気分を盛り上げてくれる。さぁ、30年ぶりのコースを楽しむのだ!
↑奥宮さんやトップ選手は・・・と探したが、存じ上げている方は見当たらず。
【レーススタート】
目標タイムを5時間に置いて、リラックスムードで後方からスタート。
↑後の方は走っている人は少ない。
↑歩きでも、スキー場の緩やかな坂を延々と400m以上登るのはつらい。すぐにハァハァといつもの情けないエグゾースト音が漏れてきた。
↑ゲレンデ最後の登り
2km半ほど行くと平らな霧が峰高原に出る。北の耳あたりから振り返ると、まるで風の谷のナウシカのような景色。雲が多い天気だが、ところどころ晴れ間が広がり、涼しい風も心地よい。これを期待していたのだった。
↑北の耳から進行方向に向かって。緩やかな起伏。
↑振り返って北の耳方向
↑八島湿原と鷲ヶ峰。この辺りから歩行区間。
しばらくは緩やかな下りなので走ると最高に気持ちよいのだが、ゲレンデからシングルトラックになったので渋滞気味。その後鷲ヶ峰までは、貴重な高層湿原である八島湿原周辺の歩行区間になり、順位は後方に固定されたままで距離が開いてしまった。
しかしこの歩行区間の監視員の数は凄かった。30人前後の学生さんやボランティアらしき人が、踏み外しや走行がないか眼を光らせていた。積極的に挨拶とお礼をしはするものの、疑われているようでいささか悲しかった。次回はベアフットか地下足袋で走ってやる。
↑鷲ヶ峰山頂付近から、松本方面(多分)
↑鷲ヶ峰山頂付近から八島湿原を振り返る。
↑鷲ヶ峰山頂(多分)
鷲ヶ峰からエイドのある和田峠までは下り基調。監視が悔しかったから「トレイルランナーの走ったとにはゴミ一つ落ちていない」と言わせたくて、山学掃(ゴミ拾い)にいそしんだ。
エイドは梅干、バナナに加え、おやき、茸の味噌汁という地域色を出したもの。
それはそうとゴミを預けたお姉さんが綺麗だったなぁ・・・。
↑和田峠のエイド付近
和田峠から三峰山までは再び登り。だいぶ気温が上がり消耗が激しくなってきた。徐々に亀のような歩み。素晴らしい眺めが前後左右に拡がっていたが、眺めている余裕もなく、気がつくと半分も来てないのに既に3時間半。1.2Lのハイドレも殆ど空だ。山学掃どころではなくなった。
この区間で、詳細なマップとコンパスを落としてしまった。しばらく逆送したが見当たらず、諦めたが、後で効いて来ることになる。
↑和田峠のゲレンデ
↑和田峠~三峰山
↑和田峠~三峰山
↑和田峠~三峰山 霧が立ち込める。
↑三峰山
扉峠の簡易エイドに着いて、トイレ入って戻ってくると、tmykさんが到着。ほぼ最後尾スタートだったので、後続を聞くとラスト50番めくらいということ。定位置だ ^^) すぐに追いつかれるだろうと、先に出発。
途中しゃがみ込んでいる男性を発見。扉峠まで前後を歩いていた人だ。ハンガーノックっぽい様子だったので、「エネルギーはありますか?」と聞くとまさに「エネルギージェルが切れちゃって・・・」ということ。
親切の押し売り大臣は、すかさずジェル2本とソルトタブレットをお渡しする。
冷たくて美味しい水と、小休止で元気が戻ってきて、茶臼山までの登り300mは割と順調。だがtmykさんにすぐに追いつかれる。なんと、エイド近くの売店に戻り、ソフトクリーム買って食べたらしい。お互いキタタンDNFだが、第一関門と第二関門の違いがある。
↑茶臼山にてtmykさんと
【転倒・捻挫】
最後の登りの茶臼山を越えてテーブル状台地になった20km地点、「関門は楽勝だろうね」などと嘯きつつ、さて走ろうかというところで、迂闊にも石に躓き転倒。足首を第二度程度の捻挫。テープで固めて走りはじめたものの時間を食われ、残り4kmを30分。すぐに2番目の歩行区間になってしまい走れずに焦ったが、関門通過はギリギリの8分前。ホッ! エイドのお汁粉ととうもろこしが旨かったのなんの。
↑美ヶ原
↑美ヶ原
【最後の下り、遠いゴール】
リタイアを迷ったが、エイドに先着していたtmykさんが鎮痛剤(ロキソニン)を分けてくれたので、ままよと歩き出す。救護班の看板があったので期待したが、道端に携帯AEDがひとつあるだけで、tmykさんと私のファーストエイドキットの方がよほど充実しているようでがっかり。
エイドを出てしばらくは歩行区間。痛くて早歩きもできないし、写真を撮ったり、ゴールしたであろう新月さんにメールをしたり・・^^
↑物見岩近く
↑マツムシソウ
↑ハクサンフウロ
↑ガレた下り坂。もっとひどい浮石「だけ」の斜面もある。
制限時間までは2時間あるし、こんどこそ楽勝と思い込んでいたが、かなり凄いガレ場や滑りやすい坂が続く。鎮痛剤がなかなか効いて来ず痛みでビョンカビョンカ歩いているうちに、最後尾集団にも抜かれ、しかも渋滞になってしまった。
28km地点のところ、笹を刈って作ったトレイルのあたりで時間制限まで45分を切ってしまい、やばいな・・・と考え始めたところで、薬が効いてきたようで一気に追い越し走り始める。
後2kmというところで残り30分。キロ15分なら歩いてもいけると思いきや、係員が、「制限時間微妙だよ」と言う。キロ7.5分ペースで十分だが、不思議に走れたのでキロ5分台で飛ばした。
↑この写真の後、飛ばしまくった林道。若者2人に抜かれたが、10人以上を追い抜いた。
ところが行けども行けどもゴール付近にあるはずの人家が見えてこない。地図がないので残り距離が分からない。結局キロ5分台で5km以上走ってしまった。制限時間を大幅オーバーの8:14だったが、短いラン経験で最も一所懸命に走った5kmだったので、不思議な充実感と達成感。
ガーミンでは37.67kmもあったので、走行記録としてはラン32kmということでまぁ良いだろう。
捻挫して15km以上走ったので、さすがにしばらくは走れないだろうけれど、目標達成できてホッ!
ゴールでtmykさんに四たびおめもじ。一応完走できたのは貴重なロキソニンを分けて下さったtmykさんのお陰。どうもありがとう!
twitterや携帯メールでメッセージ下さった皆様、どうもありがとう!
【本日の走行データ】
- 走行距離: 大会発表32km (ガーミン310実測 37.67km)
- 走行開始: 10:00
- 走行終了: 18:14:43 (グロス)
- 走行時間: 8:14:43 (含む休憩)
【本日の補給食、サプリ】
《朝食、走行前》
《走行中》
- 自家製エネルギージェル マヌカ・ハニー&クエン酸入 120cc ×2
- カーボショッツ・カフェイン入り 117Kcal × 1
- 塩タブレット 1
- エンライテン 4枚
- ハイドレーション:SAVAS 1,000cc分を1,200cc希釈
エイドでハイドレ補給約500cc、ペットボトル500cc、ドリンク3カップ 400cc
計2,600cc、残200cc、消費約2,400cc
《エイド》
- バナナ1/2 ×3
- 梅干 ×3
- 茸味噌汁 ×1
- お汁粉 ×2
- とうもろこし 1/4×2
《走行後》
- 肉うどん (エイド)
- アミノバイタルジェル 1パック
《マンモエイド: ハンガーノック気味ランナーに提供》
- カーボショッツ 117Kcal × 1
- グリコゼリー 170kcal × 1
- 塩タブレット 2
【本日のウェア、ギア】
- シューズ: ラ・スポルティーバ クロスライト
- シャツ: ファイントラックスキンメッシュT
- シャツ: ファイントラックドラウトエアー ジップT
- パンツ: Kappa トランクス
- 靴下: タビオ・5フィンガー
- 帽子: OPキャップ
- サポートウェア: スキンズ400・ハーフタイツ・ホワイト
- 手袋: モンベル・フィンガーレス サイクル用手袋
- ザック: グレゴリー・スティミュラス 5L
- ハイドレーション: キャメルバック・オメガリザーバー1.5L
- 計測用具: ガーミン・フォーランナー310
【携行品】
- エマージェンシーギア(ブランケット、ヘッドライト、マッチ、細引き、ナイフ、携帯食、ビニール他)
- 応急手当用品(ホワイトテープ、救急絆創膏)
- ウィンドジャケット: パタゴニア・ナイントレイル・ジャケット
- ウィックドライ・タオル(中) ファイントラック・ナノ・タオル
- 予備ゼリー類
【発生トラブル】
- 8~20km地点、体力消耗
- 20km地点、右足首内反捻挫(2度程度) → テーピング、ロキソニン服用
- 20km以降、左足内側足底の突き上げ感と痛み
- 10数km地点、マップの持参忘れ
- マップ入紛失(配布されたマップ、コンパス、ペン)
【遭遇トラブル】