真冬以外のアウトドアでは半ズボン派の私としては、防寒具のひとつとしてもワセリンは手放せない。
皮膚を乾燥、冷気、汚れなどから守るワセリン(白色ワセリン)は乳性クリームなどに比べて副作用も極めて少なく、値段も安く、トレイルランの際の必携品のひとつになっている。
【足指への塗布】
最近40km以上のウルトラレースが増えてきて、自分も時折参加するようになった。ロング・トレイルでは雨ではもちろんのこと、汗蒸れや水濡れで、足のマメや水ぶくれ、靴擦れができやすい。
マメや水ぶくれ、靴擦れができると、それ自体が痛いばかりでなく、痛みをかばって足首や膝、足底筋群なども痛くなることがあり、小さなものだからと云ってバカにできない。
ワセリンは、このマメや水ぶくれ、靴擦れ防止にも効果的であることを、ラン仲間のブンブンさん(各種レースで年代別入賞の猛者)が教えてくれた。
【ロングトレイルで試してみた】
GW前半はOTO(忍野~奥多摩)は、約90kmというがっつり距離で、仲間と3人でのウォークで水ぶくれなどで遅れては迷惑を掛けるので、対策を念入りにすることにした。靴と靴下、ワセリン塗布、歩き方の注意などだ。
まず、シューズはラ・スポルティーバのエレクトロン。やや細身ながら包み込む感じでフィット感の良いアッパーと、モルファダイナミックと言われる独特な波型形状のソールが、クッションが良く、殆どの路面状況で滑りにくい。フラットに無理な力を掛けずに接地できるので、靴擦れができにくい。
靴下はスマートウールの五本指のミニクルー。ウールのため、調湿作用もあり、指間の蒸れや濡れ、指の変形も少なく、やはり靴擦れ防止に最強だ。
足にあったインソールがあればさらにずれにくくいいのだが、自分は甲高のためにエレクトロンの時は使えない。
だが、これらの組み合わせでも40km以上靴を脱がずに山道を走ったり歩いたりすると、汗で皮膚が白くふやけてしまい、靴擦れができやすくなる。
そこでワセリンを指先、指間、足裏にもたっぷり塗っておく。30kmごとに靴下を脱ぎ、白くなりかけたところに補充で塗りこむ。
90km以上経たゴールで見てみたが、皺一つなく、白くふやけることも殆どなく、まったく痛みはなかった。
滑りやベトつきなどは殆ど気になりません。
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