奥多摩の浅間尾根を走りたくなったが、比較的平板な浅間尾根だけでは少し物足りないので、奥多摩湖の方から三頭山経由で行ってみることにした。三頭山は学生のときバックパック背負って登って以来、約30年ぶりだ。
経路は、奥多摩駅=(バス)⇒深山橋=<ムロクボ尾根>⇒ヌカザス山⇒三頭山⇒鞘口峠⇒風張峠⇒浅間尾根駐車場=<浅間尾根>⇒払沢の滝=(バス)⇒瀬音の湯=(バス)⇒武蔵五日市
約22km、実走予定6時間のトレイルランだ。
来年のハセツネ(日本山岳耐久レース)出場のため、機会を見て少しずつ下見をしたいということもあった。今回は三頭山~風張峠までが重なっている。
三連休で混んでいると思いきや、ムロクボ尾根で3名しか行き会わず、浅間尾根では誰とも行き会わなかった。
春に浅間尾根に来たときには中高年の登山客と100人近く、バイクとも行き会ったのに、ゼロとは・・・。
遠くの山に行ったのか、北海道の事故の影響かと思ったが、茶屋でそばを頼んだときに聞いてみたら、午前中は何人も居たらしいから、時間が合わなかったのだろう。
膝痛が懸念されたので、腿裏、膝、腸脛靭帯沿いと、しっかりとテーピングをし、スキンズのハーフパンツも穿いた。
にも関わらず、10km過ぎ位から痛み出したので、応急的にタオルで、その後キネシオテープで膝上を巻いたところ少し治まった。
曇り空で特別に暑くはなかったが、水の消費が多く、わずか5kmの三頭山付近で1.5リットル近くを消費してしまった。風張峠付近では残り300cc程に。
まだ15km程もあるのでルートを少し変更し、飲料の自販機を期待して奥多摩周遊道路沿いの駐車場2箇所(風張峠、浅間尾根の各駐車場)に立ち寄った。
残念ながら自販機はなく徒労に終わり、10km先の峠の茶屋まで少量を持ちこたえることになったが、バックアップの必要性を痛感した。
【本日の出費】
- JR往復 2,100
- バス 1,600
- そば 800
- 朝食 400
- 風呂 800
- アイス 120
- 計5,820円
縦断面図: ご覧の通り、最初キツイ登り降りが続くが、後半2/3はなだらかな下り基調の快適なトレイル。
深山橋(奥は三頭橋):奥多摩湖もここまで来ると静謐さを感じる
ムロクボ尾根 ツネの泣き坂:ツネさんが誰だか分からないけれど、確かに泣きたくなるくらいキツイ坂だった。
鶴峠分岐: 鶴峠までの道は走りやすそう。小菅まで20km弱のトレイルがあるそうだ。
三頭山: 頂上が3つあるから「三頭」というらしい。ここは一番高い中央峰。
ブナの木: こんなところにブナ? と思ったが、「ブナの路」とか「ブナの森」という看板があったのでぶなに間違いないようだ。
ミズナラの木: 水辺に多いミズナラを見かけ、やはり不思議に思ったが、間違いなかった。
風張峠付近: このあたりから先はなだらかな下り調子。岩場、ガレ場、階段など殆どない快適なトレイルが約10km続く。
浅間尾根 数馬分岐付近: 人工林が多い浅間尾根上半部の典型的な風景。
相棒: ミレーのアクシオム15リットル、アウトドアリサーチのスウィフトキャップ
最後の5kmは再び傾斜が強まる。ところどころ渓流に沿い気持ちがいい。写真は沢の上流部で、水がしみ出した直後のところ
峠の茶屋の手前、突然現れる名のない茶屋。
民家をそのまま生かした造りで雰囲気がいい。水の補給もしたかったので入ってみた。
石臼で挽いたそばをいただく。そばも美味かったが、乾いたのどにお茶が美味い!