朝、犬と散歩をしていたら、同じマンションの前理事長で町会役員のFさんに出会った。
「今日3時からOさんの猪鍋パーティーがあるからおいで」と誘われ、仕事があるので困ったなぁと思いつつ、異常な寒さの中で聞いたせいか、体が温まる猪肉の魅力には逆らえず、6缶入のビールを持って会場でもあり町会の副会長も勤めている、近所の自動車整備工場に向かった。
主催者のOさんのお知り合いが、毎年この時期に肉を送ってくれるらしい。数人の会かと思ったら、町会から机、椅子、鍋、コンロまで借りてきていて、20人近く居る。そのうち町会長までご出席。酒も鍋も食べ放題で会費は1500円と割安だった。
美味しいところ取りしてすぐ失礼するつもりが、約5時間、支度から片づけまでみっちりお付き合いしてしまった。しかもなんとなくの成り行きで、町会長に町内の「消火隊」に入るよう命じられてしまった。消防団に準ずる組織らしく、月1回夕方、近所の公園で訓練するらしい。Fさん、やってくれましたね・・・。
猪の肉は、脂身がメチャ旨で、噛めばかむほど甘みと旨みが溶け出てきて、まるでダシのよう。飲み込むのがもったいなくて、チューインガムのようにいつまでクチャクチャしてしまった。
あっという間に肉も野菜も売り切れ、豚肉と買い足した野菜で第二ラウンド。
最後はうどん、おじやで〆。異常な寒さの中、コンクリート打ちっぱなしの工場の中だったが、実に暖かな一席だった。
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