ビブラムのFive Fingerを履いてから、ジョグの際も踵を着けないように走っているのだが、ジョグ用のシューズの踵が厚く、後半疲れてくるとどうしても踵がついてしまう。
もう少し薄めのジョグシューズはないかと、アートスポーツで、ナイキのフリーなどを履きつつ店員さんに相談したところ、同じくナイキの「エア・ズーム・スピード・スパイダー R」を勧められた。
商品説明を見ると、「エリートランナー向け」とあり、アッパーの布も、ソールも薄く、超軽量(実測:27cmで154g)だ。特に踵部が薄い。
レースでは下位5%~30%を争い、日常のジョグでは超スロージョグの自分としては、「エリートランナー向け」というのが引っかかったが、「昔ながらの価値観で言えば・・・ということですよ」と、店員さんは事もなげに言う。
確かにエリートランナー向けなのだろう、幅がやや狭く、きつめのフィット。アッパーの薄い生地は伸縮性がある。靴下は極く薄手でぴったりしたものも のでないといけない。靴下に皺が寄ると靴の外側にまで響いてしまう。
全体の感じ、特に頼りないソールは、昔(34年程前)のオニツカタイガーを髣髴とさせる。否、ナイキだからオレゴン・ワッフルの系譜か・・・。そのせいだろうか、中敷の踵部を見ると、ナイキ創設者でありワッフル・ソールの生みの親であるビル・バウワーマンのイラストが描いてある。
色は真っ赤で結構派手。「ビート/シルバー/グレイ」というカラー名がついていた。ボルシチなどに使う赤カブの色という訳だ。ちょうどセールで半値になっていたので、思い切って買ってしまった。
本日のジョグで早速デビューしてみた。
軽量かつタイトフィットのため、足との一体感があり、スピードが出たときも着地の安定が良い。ソールのグリップが効いており、ゆるい登り斜面でも前へ前へとドライブしてくれる。
心拍や筋肉の負荷は同じ程度にも関わらず、知らず知らずのうちにスピードが出ているのに驚いた。後半の下り斜面でも、殆ど踵が着かず、かなり余裕をもって普段の距離を終えることができた。
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