「マイナス一次元」にもどこかで関連していそうなのだが、この頃「人は、立つ→歩く→走るという順番で発達・進化したのだろうか?」という疑問が拭えない。
別の視点から言い直すと、人はホモ・エレクトス(立つひと)と言われるが、何のために立ったのだろう?
逆の順番、「走るために立ち上がった」「走るために進化した」「二足歩行は走ることより後に習得した」のではないか?という気がしている。「Born to Run」にもそこまでは書いていなかったと思う。
確かに乳幼児は、「寝返り→はいはい→つかまりだち→たっち→よちよち歩き→ひとり歩き→かけっこ」という順番で発達していく(と思う)。
個体発生は系統発生を繰り返すという学説を敷衍して考えれば、歩くという過程抜きに、いきなりかけっこというのはおかしいが、こどもたちの動作を良く見てみるとあることに気付く。
それは、つかまりだち~ひとり歩きまでの動作が、極めてぎこちなく、また補助が必要であるが、かけっこは特に教えられなくても自然に習得するということだ。
子供たちのかけっこをみていると、極めて自然な、理に適った無理のない動作をしていることに気付く。手塚一志氏の「骨盤力」でも子供たちのかけっこが骨盤を中心としたダブル・スピン(スパイラル)を使った理想的な走行フォームであることを解説している。
ヒトは早産の未熟児状態で産まれることに関し、産道と大脳の大きさのアンバランスで語られることが多い。では、どの状態までが未熟児といえるのだろうか? ウマなどは出産直後に走り出すことができるが、ヒトも本来の出産はかけっこができる直前の時期だったのかもしれない。
大脳の発達と二足走行の因果関係がはっきりすれば、そのあたりの仮説もでてきそうだ。
人が走ったんは 獲物を追いかけるためなんかなぁ。天敵から逃げるためだったんかなぁ。
道具を持つようになったら やっぱ 2本足で走らなきゃだけど、2本足で走るんが先なんかなぁ。道具を手に持つんが先なんかなぁ。
投稿情報: お~ちゃん | 2011年6 月29日 (水) 19:11
弱くて逃げると云われていますが、目の位置が前方に寄ってますし、むしろ攻撃型・追いかける方だと思います。逃げるならもう少し左右に離れているはず。但し、やたら攻撃しないで何十キロもじわじわと追い詰め、倒れるのを待つ感じ。
道具と2足走行に関してはどうなんでしょうね。
1)樹上生活?
1)チームワーク
2)手指の掴む機能進化、形状変化
2)大脳発達
3)道具作り
3)道具使用
4)2足走行
4)チームワーク進化
5)重たい頭でもバランスがとれる→大脳発達
5)手が空く→大脳発達
5)道具を作れる(→さらなる優位、大脳発達)
5)道具をもてる(→大脳発達)
ということで、樹上、手指、直立、走行、コミュニケーション、道具、余剰時間はそれぞれの段階で縄がなわれるように絡み合いながら進化しているのではないかと思う。
同時に
・体毛減少(空冷)
・汗腺発達(水冷)
・呼吸(と心拍)とピッチの独立
なども起こっているでしょう。
投稿情報: まんも | 2011年6 月29日 (水) 19:34