我が亀四町会の神輿を毎年担いで下さる、深川の芭蕉睦のH田会長さんのご好意で、8/19、深川神明宮の大祭で、亀沢四丁目の町内睦「亀友会」の面々が常盤二丁目のお神輿を担がせていただいた。
【深川神明宮】
深川の神輿と言えば富岡八幡宮が有名だが、神明宮は八幡宮より歴史が古く400年ほど前江戸時代初期の創建とのこと。
江戸時代の草創期に入植した深川八郎右衛門が深川の地名の由来となり、深川氏が伊勢神宮を篤く信仰したため、この地に神明宮を建立したということ。つまり、深川神明宮界隈は深川発祥の地そのものだそうだ。
八幡宮の50数町会に比べると、氏子町会の数が少ないため、お神輿は12基と少ないが、一つ一つはなかなか立派なもの。
【お神輿】
森下三丁目のお神輿などは我町会のものとほぼ同じで、3尺2寸とも3寸とも言われる大きさで、純粋な町内神輿(※)としては東京でも五指に入るのではないだろうか。
常盤二丁目のお神輿も、ニ尺八寸あり、町会神輿としてはかなり立派なもの。
青光りする螺鈿の屋根、蕨手の龍の彫り物が特徴のようだ。浅草宮本卯之助商店(宮本重義)製だけに、唐破風の軒や鳥居や高欄など、色合いや華やかな雰囲気が我町会のお神輿に似ている。
時期的に、サイズ的に弟分と言った感じで親しみが湧く。
水掛けによる傷みはどうか良く見てみたが、金箔の一部がはがれているほかは、真鍮部分の錆もなくさほど傷みがあるようには見えなかった。制作時期が昭和30年代と新しいためかもしれない。
【渡御】
残念ながら携帯電話もカメラも忘れてしまい、名物の水掛の様子はお見せできないが、順路沿いの商店や家庭、消防団の放水や、プールトラックからのバケツでの水掛は、時に熱帯のスコールを何倍にもした激しくもので、実に楽しく、気持ちよいものだった。
※純粋な町内神輿: 単一町会が保有し、現に巡行しているもの。宮神輿、宮元神輿、宮神輿の払い下げ、旧区割りに基づくもの(複数町会や睦会の保有)、レンタル、巡行できない記念物的なものを除く。
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