「東日本大震災の記録展」(所沢市役所1階 市民ギャラリー 3/8土まで)
行って来ました。
いやぁ~、素晴らしかった。
ランナー、山屋、デザイナーにして...その正体は油絵画家、「なすびん」こと鈴木誠氏が、震災直後から何回も被災地を訪れ、油絵に記録してきた震災後の情景。
首都圏で初めての大規模な絵画展が航空公園の所沢市役所で開かれている。入場無料。
一件暗い色調の地味な絵なのだけれど、正対して見ているうちに徐々にアニメイトしてくる。
現地の佇まい、瓦礫や錆びた鉄のてざわり、匂いまで感じられるようだ。不思議と音は感じない静謐さ。
同じ手による、同じトーンの絵画が約40点並ぶと、凄い迫力、臨場感を以って心に迫ってくる。
作品は全てで79点あるということだが、これは散逸させてはいけない、公的なところに保管していただき、多くの方に見て体験いただきたいと改めて感じた。
会場をご提供していただける伝手を探せないだろうか。
私は間違って「震災の記憶展」と思いこんでしまったが、まさに風化しつつある記憶を後世にしっかり残す、心の記録だと思う。
会期が残り少ないですが、皆さま、是非ご覧になってください。
■実行委員会のFBページ
https://www.facebook.com/artshinsai
■画集東日本大震災の記録(No.1〜58)
http://eco.dee.cc/earthquake/book.pdf
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