炎症についてもう一言…
(昨日のジョコビッチ話に続いて)
最近のワシの体験。
- 一月半ほど前に、左ひざが膝蓋靭帯炎らしき腱の炎症になった。主に腿の筋力不足、オーバーユース、フォームの崩れ、冷えなどが原因だと思う
- その後、一月前の秋田まんたらめの寒~いトレイル、転倒して左膝を打撲、皮下組織が内出血して炎症を起こした。
- さらに2週前のやはりOMMでは岩のくぼみに落下した際に再度左膝を打撲。
- そして藪こぎによる擦過傷で両膝の皮膚が腫れた。
- 氷雨、冷風によるしもやけだろうか、OMMの競技終了時には足の皮膚が腫れて赤黒くなっていた。組織が何度にもわたり傷ついた左膝と右膝を比べると、左膝が2回り程も大きくなっていた。
- 帰京後は筋膜が癒着して炎症を起こしているようだ。筋肉、靭帯、筋膜、真皮、表皮が層状に炎症を起こしていて、動きも血行も悪くなっているせいだろう。
(OMM終了後、帰宅直後のワシのおみあし…お見苦しくてスイマセン。
左ひざが右ひざよりでかくなってます)
当然そこそこ痛い。
だが、だんだんと損傷が増えたせいか、痛む部位はだんだんと移っていくようだった。
一度に痛むのは新しい患部のようだ。あるいは遠位/近位、深部/浅部ということもあるのかもしれない。
OMMの時は、4)5)の表面の痛みの方が気になって、再発しているはずの靭帯炎の痛みはあまり気にならなかった。
今もデスクワークなどで長時間動かず椅子に座った後に痛む。膝の皮膚を圧迫しながらずらすと寛解するので、6)の筋膜の癒着による痛みだと思う。
繰り返しになるが、RICEはしないし、できない(R=Rest=安静、I=Ice=冷却、C=Compression=圧迫、E=Elevation=挙上))
むしろ反RICEだ。
毎日走って有酸素運動をするし、患部は一貫して温める。テーピングやサポーターはしない。
意識したのは、良質の食事をきっちりととることと動くこと。要するに患部を含めて血行を良くすること。
むろん障害や損傷の程度が軽いからできることだとは思う。
4)5)などはきちんと観察し的確な対応をしないと感染症のリスクもあるだろう。
程度と回復段階によっては薬も使うし、RICEもするときはある。
とはいえ、1)の靭帯炎で走ることをやめていたら経験できない、さまざまな炎症のバリエーションを経験できているのは収穫だと思っている。
炎症という自分の身体の防衛メカニズムを良く良く知っておくこと。
加齢によっても組織は劣化するし損傷を負う。
今後ますます炎症との付き合いは避けては通れない。
ラン仲間の多くより年齢を経たワシだからこそ、炎症や痛みに正面から向き合い、恐れず避けずに折り合いを付けていくことが必要だと思っている。