今日は河口湖の北~東にかけての、黒岳~御坂~三ツ峠の山塊25.5kmを6時間程で走る予定で現地に向かった。
電車では3時間以上掛かる上に、往復5,120円と高いので、自家用車+高速ETC割引を初めて使ってみた。
慣れない事はするものではなく渋滞のことを忘れてしまい、結局電車と同じく3時間以上かかり、ガソリン消費もかさんだため、電車以上の費用が掛かってしまった。
6:30には家を出たが、現地に着いたのが9:30。午後から雷雨の天気予報もあり無理をせずに、少し短めの「富士山麓トレイルラン」の18km、4時間弱のコースに切り替えた。
http://trailrun-series.jp/course.html
「富士山麓トレイルラン」の高低図。来月26日に出走予定なので、試走を兼ねることにした。
↑「道の駅かつやま」に車を停めさせてもらう。今日は空いていたので問題なかったが、当日は混んで使えないだろう。大会案内には200台の駐車場がある記載しているが、どこだか良く分からなかった。車で行くときは事前に確認しなければならない。
↑10:00に出発。いつもよりだいぶ遅い。目の前はきれいな芝生の「小海公園」
↑道の駅の近くの三叉路から、スタート地点の「羽根子山」に登る坂がある。そこそこ急だが、階段があるので登りやすい。ウォームアップに丁度いい感じ。この道は地図には載っていない。
↑約10分、100m程登ると「羽根子山」。祠があり、ちょっとした広場があるが、100人も集まればいっぱいになる感じ。
参加者全員(600人)が集まれるとは思えないし、集合場所は小海公園になっているので、ウェーブスタートの一群毎に上がっていくのだろうか・・・
↑10分もすると、小さな神社が見えてくる。
詳しい名前は分からないが、地図には天神社とあった。レースのときはお参りできないかもしれないので、2礼2拍手1礼して、小銭を奉納。
レースのときは神社の裏を抜けるのだと思う。
↑神社を過ぎると、登り階段が続く。割と長く、最初の難関。渋滞になると思う。
↑林道のサーフェイスはこんな感じ。針葉樹の落ち葉と小石。雨が降ると、ところどころ滑りやすそうな箇所はある。
↑ガレ場や極端に根の張った坂など、特にテクニカルな箇所は少ないが、こぶし大~20cm角位の浮き石は五湖台までの坂に結構多い。
疲れがたまった後半の下りなどは、捻挫、転倒などに気をつけなければならない。
↑林道分岐の少し手前、南東に展望が開けた場所がある。後半はラスト近くの目安になると思う。
↑昭文社の「山と高原地図」には「林道分岐」という記載があるが、ここのことだろうか・・・
↑足和田山(五湖台)近く。かつては展望がきいたのだろうが、今は何も見えない。
↑足和田山(五湖台)近く。林道と交錯し始めると、二輪車避けの柵が増える。
↑足和田山(五湖台)
↑残念ながら、富士五湖の内、見えたのは河口湖(部分)のみ。樹林で殆どの展望がふさがっている。
↑足和田山(五湖台)展望台からの富士山。
雲が掛かってどこからもはっきりとは見えなかった
↑足和田山(五湖台)~三湖台。幅広でまるで林道のようなトレイルもある。
↑足和田山(五湖台)~三湖台のコンクリの階段。殆どが、端が地面から浮いてしまって、フィールドアスレチックをやっているようだ。
危ないので脇を通ると、ますます地面が削れて浮いてしまうのだが・・・
↑足和田山(五湖台)~三湖台。木の階段は真ん中が削れている。
水を真ん中に流し、左右の脇を浸蝕しないための工夫。もう少し平らな部分の幅が広くないと歩きにくい。
↑三湖台。草が生えておらず丸坊主の地面。いかにも富士山麓。
↑三湖台からは富士山も良く見える。朝よりもだいぶ雲が増えている
↑影法師。くっきりとした影。暑い・・・
↑西側の展望、樹海・本栖湖方面
三湖台は270度の展望で、五湖台よりも展望が良い。
↑北側の展望、鬼が岳方面?
↑北東側の展望、西湖(だと思う)
↑南西側、大室山方面
ご覧のとおり、約270度の展望
↑ホースライディング・ツアーの方が、引率1名+お客さんらしき方3名ほど。皆さん女性。上手に操っていた。
↑紅葉台付近、展望レストハウス
道を塞ぐ感じで、ドンと建っていた。裏を抜ける。2階に段ボール箱などが乱雑に積まれており、何となく荒れた感じ。
↑こちらが正面か。錆が目立つ。
↑何かと思ったら「紅葉台上水道組合」と表札に書いてあった。
↑右(北東)方向の西湖民宿村方面に(ただしコースマップではもう少し先に行ってから回り込む)。ちなみにこの道は、山と高原地図にも、カシミールの地図(国土地理院25,000分の1)にも載っていない。
↑紅葉台。広い。この「突然広い」というのは三湖台同様、富士山麓に特徴的な景色だ。
↑万葉の歌碑。万葉仮名の漢字が余りよく読めなかった・・。晴れていればこの先に富士山が見えるのだろう。
コースマップでは、この歌碑を回るようなコースになっている。ややこしいことに歌碑の先にトレイルが伸びているが、そのトレイルは竜神洞穴につづら折れで下ってしまうので、その道ではないようだ。
↑紅葉台~西湖民宿村のトレイル。北~北西斜面なので、やや暗めのトレイルだが、駆けやすい傾斜。本番では、五湖台あたりから一気に駆け下り続けるのだろうか? 休まず続けると脚にこたえそうだ。
↑トレイルから舗装路に降りると、右手に見えてくる西湖民宿村のグラウンド。チェックポイントとショートコースフィニッシュはこのグラウンドのあたりだろうか・・・
コースマップではこの辺がゴチャゴチャとしていて、今ひとつ良く分からない。
↑チェックポイントから切り返して、来た道を少し戻る。左のトレイルが降りてきた道。右の舗装路を行く。
↑左にお墓が見えてくる。しかも行き止まり。不安になるが、OKです。
↑行き止まりに見えたが、よく見ると奥に続く道らしきものが・・
↑入ってみると分かりやすいトレイルが延びている。樹海は平らで走りやすい。
↑竜宮洞穴に向かう樹海。石を抱いた巨樹。このあたりは土が少なく、岩から生えたような木も多い。
竜宮洞穴付近の樹海。樹木が太くなってきている。
↑竜宮洞穴付近。ファッション誌の撮影のようだ。こんなところで・・・
↑竜宮洞穴は御幣が張り巡らされ、夜見たらかなり怖そう。
竜宮洞穴。付近は蚊やら羽虫が多かった
↑竜宮洞穴付近。左がこれから進む経路のまっすぐなトレイル、その向こうが通ってきたトレイル、右の舗装路を突き当りまで行くと、紅葉台に登るつづら折れのトレイルになる。分かりにくい。
↑トレイルが不自然に真っ直ぐに伸びている。
↑西湖民宿村への出口(?) トレイルが不自然に真っ直な理由が、鳥居を見て分かった。竜宮洞穴に至る表参道だったのだ。
↑西湖民宿村には、普通の民家らしきお宅も結構ある
↑三湖台への坂の入り口
↑西湖民宿村~三湖台への坂。雨が降ったら滑りそう。
このコースでは一番急な坂が続き、ヘバッて何度も休止した。そういうときに心拍をチェックすると、160を超えていることが多い。
↑三湖台、再び。思わず「よっしゃー!」と叫んでしまった。幸い誰もいなかった。
↑三湖台~五湖台の間。 この頃になると、花を愛でる余裕ができてきた(というより走るのに飽きた) 実物はもっと黄色いが、なんという花だろう。
↑三湖台~五湖台の間。このあたりは林道と遊歩道が交錯している。コースマップでは、往路が林道、復路が遊歩道になっている。疲れている後半ほど林道のほうがいいのだが・・・。
↑最近の相棒、ミレー・オクシウムと、アウトドア・リサーチのスウィフト・キャップ。オクシオムはウェスト・ベルトがしっかりとしており、揺れない為に走りやすい。背当てのメッシュ部分が少なめで汗が溜まり難いのもマル。
↑スントt3c、パールイズミの自転車用指切グローブ。
スントt3cは、老眼の自分には文字盤が見えにくくなってきた。
グローブの方は汗をかくと、すぐ臭くなってしまい閉口。殺菌剤をスプレーしたのだがあまり効果がなかった。
↑五湖台のススキ。1ヶ月後はどんなだろうか
↑五湖台~天神社(復) この明るい風景がトレイルの先に見えてくれば、天神社までもうすぐだ!
↑五湖台~天神社(復) 思ったより長い階段で、脚に来る。そういえば往路も最初の難関だったっけ。少しピンボケ。
↑天神社(復) ここまでくれば、あと一息! 帰りはお参り省略させてもらう。
↑羽根子山(フィニッシュ) やた~! 結果は以下の通り。
- グロス(総所要時間): 5時間3分
- ネット(実走時間): 4時間10分(250分)
- 平均心拍数(総時間): 144/分
- 最大心拍数: 176/分
- 運動強度: 4.7(5.0がMax)
- 消費カロリー: 3,004Kcal(スント計測)
- 走行距離: 21.8km(スントのフットポッド計測。実際は0.9掛程度なのでコース設定どおり18km程度)
- 平均スピード: 13.9分/km、4.3km/h
- 気温 測り忘れが相当暑かった
このレースの制限時間は良く分からないのだが、10:30スタート、14:30トレイルラン終了となっているので、4時間のようだ。試走では写真を撮ったり、あまり追い込まなかったので、ギリギリで間に合うだろう。たぶん最下位に近いとは思うけれど。
運動強度が4.7にもなっているので、「あまり追い込んではいない」というのはちょっと怪しいが・・・
ちなみに補給食などは、
- 大豆&フルーツスティック 4本 320Kcal
- 自家製スポーツジェル 100cc 234Kcal
- アミノバイタル 2200×2袋
- ハイドレーション(「ノンブランドスポーツドリンク 1500cc分+クエン酸」を凍らせたもの) 2,000cc(消費1,900cc)
- 水を凍らせたもの 300cc(消費100cc)
ウェア、ギア類は、
- バックパック: ミレー・アクシオム 15L
- シューズ: モントレイル・ハードロック 08モデル
- シャツ: ファイントラック・ラミースピン Tシャツ
- パンツ: パタゴニア・ウルトラショーツ
- 靴下: スマートウール・PhDランニング・ライト・ミニ
- 帽子: アウトドアリサーチ・スウィフトキャップ
- サポートウェア: スキンズ・ハーフタイツ ホワイト・カモ
- ハイドレーション:ブラティパス・水筒タイプ 2L
- 計測用具: スントt3c(ハートレートモニター、フットポッド)
- 他に、メディカルセット、エマージェンシーセット、換え下着(パタゴニア・キャプリーン2、ジップフロント、長袖)、ウィンドブレーカー(ノースフェース・スワローテイル・ジャケット)などをパッキング
↑道の駅かつやま再び。この道の駅は、品物はあまり豊富ではなかった。
と言いつつ、きゅうり(4本110円)、ナス(3本120円)、小ぶりトマト(1パック140円)など安かったので土産に買った。今年は天候不順で野菜が高いので、カミさんには喜ばれた。
↑はじめてトレランに付き合った、相棒ステップワゴン。購入後すでに7年がたった。
↑帰りに見つけた、河口湖畔の無料駐車場。そうとうたくさん停められる。三ツ峠山に登る時はここに駐車するといい。
↑汗だらけで塩を吹くくらいになったので、ひと風呂浴びようとネットで温泉を調べたら、「河口湖周辺では唯一の源泉掛け流し」という温泉を見つけた。
なんか秘湯のような雰囲気だが、「猿まわし劇場」の隣だという。妙だ。
「山梨県南都留郡富士河口湖町河口字湖辺2720-2」に行ってみたら、綾小路きみまろの店の
隣だった。
↑麗峰の湯。すごく小さい。入浴している地元の方に聞くと、天水などよりずっと泉質が良いという。(源泉掛け流しの浴槽はぬるめ。加温・循環している浴槽もある)
右隣に屋根が見える家は、綾小路きみまろの店。
↑そして管理人さんはしばしば不在。管理人さん不在の時は、自主的に入金する。小銭が無くて払えなかったので、払わずにとりあえず入った。ゆるいお風呂だ。
↑出るときに管理人さんが戻ったので支払った。大人一人800円、5:00以降は700円。以前は500円だっととのこと。いいお湯だった。
スキンズのロングタイツと、パタゴニア・キャプリーン2のジップフロント長袖シャツに着替え、5:30に出発。帰宅。帰りも渋滞で、家に着いたのは9:00近くだった。
この日の費用
- 高速(首都高500+中央道1000)×2=3,000円
- ガソリン (走行距離121km×2+8km=250km)/リッター10km=25L×127=3,175
- 風呂 700円
- コーラ×2=240円
- ベンダーコーヒー 150円
- 朝食 買い置きの食パン @100×4=400円
- 談合坂SAでの夕食 柚子塩ラーメン+煮卵=780円
- みやげの野菜 トマト140×2、きゅうり110、なす120、ズッキーニ110=620円
合計 9,065円