投稿情報: 22:25 カテゴリー: 地域活性化 Local Innovations, 火:温泉 Hot Springs | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
前泊した桐生の妻の実家を、6:30に出発。6:55にスタート地点の猪子トンネル東口の広場につく。車が100台以上停められる大きな広場が整地されている。近くの松田川ダムにからむ整備の一環なのだろうか。
トイレは仮設のものが2ケのみ。参加者の殆どが自家用車のようで、さすがに栃木と群馬の県境で開かれる大会だけのことはある。
受付は6:40~7:40なので、すぐに受付を済ます。
布製のゼッケン、ゼッケン止めの安全ピン、そして参加賞兼ボッカの負荷のお米5kgをいただく。
いただいたのはこの3点だけで、地区の観光協会が主催なのに、パンフレットひとつない。鷹揚というのか、欲がないと言うのか、不慣れと言うべきか、 なんとも新鮮。
車に戻り支度をする。ザックには米、ハイドレーション、エマージェンシーセット、ホワイトテープ、行動食、ウィンドジャケット。
前日には、降水確率30~50%となっていて雨が心配されたが、朝は曇り空。なんとか持ちそうなので、ウィンドジャケットは薄手軽量のモンベルのU.L.にした。
20~30分ほど前に、軽いアップをしようと表に出たところで、ジョグノートで知り合った「リバーサイド翁さん」お会いする。ゼッケン番号で見つけてくれたらしい。
今日のウェアは、上がファイントラックのスキンメッシュにパタゴニアのキャプ3、下はスキンズのハーフパンツにアシックスのショーツにする。半ズボンでは寒いので、足にはワセリンを塗っておいた。
出走直前になって、マンションの隣人から電話。不良高校生がマンション一階の集会室に寝泊りしているという情報。マンションの理事なので、注意しに行かなければならないのだが、今は栃木だから行けないと断って、理事長に対応を依頼した。
そうこうしているうちに時間がなくなってしまい、急いでスントの装着などをしたのだが、慌てて設定しているせいか計測不能状態。計測できないものを身についていても邪魔な だけなので、ハートレートモニターとフットポッドをこれまた慌ててはずす。不良高校生め・・・。
8時スタート前のカウントダウン。参加者は総勢160人くらいらしい。結構年配の方が多く、50歳の私より上の方が3割位はいるだろうか。やっぱ、お米を担ぐというのが若い人にとっては「イケてない」のかなぁ。
スタートして3~400メートルほどはトンネル内の軽い登り。その後ジョグペースで緩い下りのロードを5km程走る。
練習不足の私は、2km地点で脛に乳酸が充満。フットポッドをはずした際に靴紐がきちんと結わえてなくて、足首の動きが不自然で無駄があるらしい。痛みをこらえているうちに石尊山上り口。計時を忘れたが、ペースからすると35分ほどだろうか・・・。
石尊山の登りは400mほどの急登で最初の難関。脛の痛みは治まったが、今度は心拍を相当ひっぱり上げてしまい、太ももまわり、腰まわりの筋肉を酷使してしまった。そのせいか、石尊山頂上を過ぎてもイマイチスピードがでない。
このあたりで、大きく抜かれもせず、抜きもしなくなり、前後を行く選手がだいぶ固まってくる。選手同士の間隔もだいぶまばらになってきた。
こちらの98番の方は、「熊の分岐」近くまで前後を走っていらした方。というか勝手にペースメーカーにさせてもらい、引っ張っていただきました。どうもありがとう。
石尊山。約6.9km地点、1:06経過。これ以降時計代わりに携帯で写真をとることにした。
最初のCP深高山。8.41km、1:24経過。ここのチェックは、ゼッケンにマジックで線をひくというもの。
布が薄いので、Cap3にマジックの跡がついてしまった。
猪子峠のCP。9.95km、1:37経過。
猪子峠の手前にカメラマンの方が居て、「カタクリの群落があるよ」と教えてくれる。「荒らさないでね」という含みかもしれないが、「106番目くらいだよ」とも教えてくれたので、単純に親切で教えてくれたのかもしれない。カタクリの花を眼にすることはできなかったが、どうもありがとうございました。
猪子峠を過ぎると再び登り基調。前後の皆さんも、だいぶ息が上がってきている。ハァハァいいつつも、ここで離されるとズルズルと歯止めが利かなくなるのが分かっていたので、前の方に離されないようにくらいついていく。
スキンズのタイツ姿が軽快な101番さん。
稜線に出ると、熊の分岐まではご覧の通りの切り立った岩だらけの道。あまり心拍をあげすぎたり、筋肉に疲労をためたりして無理をすると、足元が定まらず危険。ちょっとコケただけでも大怪我になる。
細かいアップダウンを繰り返しているうちに、犬帰り手前の鎖場に着く。2:20経過。
順番待ちの間に一息をいれることができた。いい笑顔で写っているお二人は、101番さん、98番さん。石尊山からの約6km、1時間に渡って勝手にペースメーカーにさせていただいた。
鎖場は、気分転換になって楽しい。下を見ないように一気に登る。勢いあまって登りきったところの松の枝に頭をぶつけてしまった。危ない危ない。
「○○さ~ん、頑張って」と声をかけてくれた。「何で名前を・・・?」と一瞬驚いたが、とても励みになり、ありがたかった。
この後、小ピークがいくつか続いたが、順路案内のテープや看板がないところがあり、間違った道を進んでしまった。他の選手が不審に思い、声を掛けてくれたので引き返すことができた。
試走していても、見通しが利かない地形だったり、よくある風景だと忘れてしまうようだ。
↑松田川ダムを見下ろす561mのピークは、正しいコースのほうが分かりにくく間違った道の踏み跡がはっきりしていたので、あやうく集団コースアウトになるところだった。
この辺りは特徴がある地形で、試走のときのことを覚えていたので、間違って行きかけていた前の方に一声掛けた。
ここから仙人ヶ岳までは、対面走行になる。
わずかな距離だと判っていても、下半身が限界に近く、「下り優先」を口実にしばしば立ち止まる。
(下り優先は、このレースの、この区間のみのルールで、開会式のときに注意されていた)
スタートから、ロードの途中まで一緒だった、リバーサイド翁さんとすれ違う。初のトレイルにもかかわらず、だいぶ先を走ってる。たいしたものだ。
仙人ヶ岳のCP。14.07km、3:11経過。
単なる記念撮影と思いきや、実は、看板に寄りかかって一休みしている。係員さん、どうもありがとう。
ここから先は下りのみ。大腿四頭筋が限界に近いので、腿の力を抜き、腰を使って走るように心がける。この下りでは20人くらいの登山パーティが道を譲ってくれた。
最後の下りはずっと沢沿いで、ところどころで岩伝いに渡渉する。
正月よりも水量が少し増えていて、マイナスイオンが出ているようで気持ちよい。
最後に林道に出たところで、119番のばにらさんが声を掛けてくれた。後で判ったのだが、1時間以上前にゴールしていたので、ひょっとして寒い中待っていて下さったのだろうか・・・。遅くてごめんなさい!
フィニッシュの岩切にて。17.30km、3:47:03
目標としていた4時間は切ることができ、まぁまぁ満足。
ゴールでポカリスエットをいただく。3時間半位までだと、温かい鍋ものをいただけたようだが、鍋の中はすっかり空だった。
上位の方は、お米を何袋か貰い、切り番の選手(総合100番とか、女子20番とか)はイチゴ4パックを貰っていた。
完走証の時間と順位は壁に貼られた記録を見て自分で記入する。
カシミール3Dでは、平地換算6.07kmくらいのスピードだった。
レース後はリバーサイド翁さんと桐生温泉「湯らら」に向かう。走り終わって1時間ほど経つので効果の程は疑問だったが、足腰を冷水と温泉に交互に漬けてクールダウン&血流促進する。
ビールを飲み、2時間ほど仮眠してから、帰京。
【本日の走行データ】
* 走行距離 17.3km (大会発表)
* 走行時間 3時間47分03秒
* 平均ラップ 13.12/km
* 平均速度 4.57km/h
* 最大心拍 N/A
* 平均心拍 N/A
* 消費カロリー N/A
【本日の補給食、サプリ】
《朝食》
* 菓子パン2
* BAAM ゼリー0.5袋(50Kcal)
* BAAM ウォーター(200cc)
《走行中》
* ハイドレーション (ムサシ・レプレニッシュ 1,000cc分を1,250cc希釈 (消費550cc)
* オリジナル・ジェル (マルトデキストリン100g、クエン酸1g、アスコルビン酸0.5g、アミノバイタル3600 1袋、自家製イチゴジャム 5g) 150g、535Kcal
《走行後》
* アミノバイタル・ジェル3000 1袋
* 握り飯 1
【本日のウェア、ギア】
* バックパック: ミレー・アクシオム 15L
* シューズ: モントレイル・マウンテン・マゾヒスト
* シャツ:パタゴニア・キャプリーン3ジップネック
* アンダーシャツ: ファイントラック・スキンメッシュ Tシャツ
* パンツ: アシックス・ランニング・トランクス
* 靴下: スマートウール・PhD・ランニング・ライト・ミニ
* 手袋: モンベル・フィンガーレス サイクル用手袋
* 帽子: アウトドアプロダクト・スウィフト・キャップ
* サポートウェア: スキンズ・ハーフタイツ ホワイトカモ
* ハイドレーション:ブラティパス・水筒タイプ 2L
* 計測用具: スントt3c(HRモニター、フットポッド不調で使用せず)
* 携行:ホワイトテープ
* 携行:エマージェンシーセット(緊急シート、ヘッドライト、緊急食、その他)
* 携行: ウィンドジャケット モンベル・U.L.サイクルジャケット
投稿情報: 12:21 カテゴリー: トレイルランニング Trail Running, 地域活性化 Local Innovations, 火:温泉 Hot Springs | 個別ページ | コメント (5) | トラックバック (0)
3/20(土)は天気もよく、山にトレーニングに行こうと思ったが、オックスファム・トレイルウォーカーのボランティア・スタッフ説明会があり、浅草の生涯学習センターに出かけた。
最初勘違いして御徒町の事務局を訪れてしまい、タクシーで慌てて駆けつけたが10分程遅刻。
事務局スタッフは2名、ボランティア希望者は25人ほど集まっていた。男女比は半々。男性は30代以降、女性は20代中心か。気のせいか女性が賢そうに見える。
最初、プロジェクターを使ってアウトラインの説明があり、休憩後、一般ボランティアと専門ボランティアに別れて説明を受ける。
私は「ラストウォーカー」という、最後の参加者の後ろを歩く役。最後の区間、約20kmを、2人一組で全ての参加者が歩ききったかどうかを確認して歩くというもの。
中山湖畔でのフィニッシュ時間の制限が朝の9:30なので、おそらく深夜スタートの夜間歩行になるとのこと。
前週か前々週に、救急法の講習を兼ねたトレーニングもあるらしいが、私としてはむしろ夜間歩行、走行のトレーニングを行っておきたいと思っている。
終了後は浅草経由で厩橋まで歩き、バスに乗って帰宅。
投稿情報: 12:14 カテゴリー: トレイルランニング Trail Running, ボランティア, 地域活性化 Local Innovations | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
渋谷で打ち合わせの後、宮下公園を歩いていたところ、「No Nuke!」ならぬ「NO Nike!」と書かれたテントや看板を見つけた。渋谷区が、宮下公園の命名権をナイキに売ることに反対するアクションらしい。
公共財に対する命名権と、オックスファムの「アンラップド」というギフトをアレンジしたソーシャル・ビジネスを考えているのだが、どういう理由で命名権に反対なのだろうと気になった。
看板やメッセージを見ると、宮下公園を愛するアーティスト達によるものらしいが、どうも公園からホームレスの人たちが追い出されるのを阻止するものらしい。
それにしても、宮下公園は汚い。ペットボトル、お菓子の空き袋、紙・・・、ゴミだらけだ。
最近、私は「清掃する行為こそがオーナーシップの本質」ではないかと考えているのだが、命名権譲渡に反対するこの人たちは、ゴミだらけのこの公園を本当に愛しているのだろうか・・・
投稿情報: 15:24 カテゴリー: 地域活性化 Local Innovations | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
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コーヒー“飲んだつもり”貯金
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ボランティア参加でも、寄付金を提供することは大歓迎される。ただ、参加者と違って「いくら以上」ということがないので、集まった金額が一人当りの30,000円に満たなくとも断られることはないようだ。
特定のあるいは全チームを応援して寄付するという、間接的なかたちも可能だ。(手数料の関係で1000円以上から)
寄付する前にまずは原資を作らなければならないので、まずは無理なく一人でもできることからということで、2009年の9月から「コーヒー“飲んだつもり”貯金」というのをやってみた。
会社にネスレのネスプレッソというカセット型のエスプレッソ・マシンがあるのだが、カプセルがひとつ=1杯75円する。費用は会社経費で、とても香りが良く美味しいことは美味しいのだが、値段も高く、かといってフェアトレードという訳でもないし、なんとなく無駄な贅沢をしている気がしていた。
仕事中にコーヒーが欲しくなったときには、水を飲むことにし、一杯につき100円を貯めることにした。1日1回なら月に2,000円、2月までですでに15,000円以上溜まったので、20,000円以上は寄付できると思う。来年に向け、オフィスのコーヒーメーカーの横に貯金箱を置かせてもらおうと思っている。
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2010 ボランティア内容
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先週、Webでボランティア登録をしたところ、事務局より「ラストウォーカーをやって欲しい」という連絡が入った。
CP7からフィニッシュまでの20.5km、最後尾のチームの後について歩き、サポートをするらしい。深夜になることも想定されるので、4月に入ったら一度練習走行をしておこうと思う。投稿情報: 11:28 カテゴリー: トレイルランニング Trail Running, ボランティア, 地域活性化 Local Innovations | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
(100kmの山中湖畔のYMCA フィニッシュ地点 2009)
参加チームは約200チームで、半分近くが外資系企業に勤める方や海外から参加する日本以外の方。1チーム最低120,000円の他、1チーム6万円の参加費が必要である。
(香港から参加した方 2009年 63.5km地点 CP(チェックポイント)6の矢倉沢公民館にて)
集められた寄付は2007年は77,437,675円、2008年は70,497,250円に上り、80%以上が長期開発支援、緊急人道支援、アドボカシー・キャンペーンに使われる。
リーマンショックの翌年の2009年は、参加チーム数も例年より少なく寄付総額も49,246,830円に留まった。今年はさらに苦戦しているもようで、まだ150チーム程度に留まっている。やはり50,000,000円には届かないかもしれない。
やる前から諦めること(つまりバーチャルで観念的)が多い中、とても「具体的・身体的」で「リアル」なことだと思う。
(99.8km山中湖畔 フィニッシュ目前のチーム 2009)
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さまざまなボランティアのかたち
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参加者も、ボランティアスタッフも第一義的には自分たちの楽しみ、挑戦のために参加しているのだが、その目標が高ければ高いほど、また目標を達成す ることが誰かの役に立っていることが明らかであればあるほど、達成感や充実感は増すのだろう。
しかし「ねばならぬ」で考えると難しいボランティアだが、「自分ができて、自分が楽しめ、自発的にできること」と考えれば、存外簡単に見つかるのではないか? 自分が本当に役に立つのかどうかは後から考えればいいと思う。
写真撮影: スタート地点で撮った写真を、途中のCP6 矢倉沢公民館で無料で配っている
英語翻訳: 英語で「写真は無料です。ご自由に持って行っていいですよ」と書きたいのだが、おじさんたちがなんと書いていいか分からず迷っていた。
「Free」と一言書くだけでも伝わるとアドバイスしたが、そんなことでも役には立つ。
富士見町に伝わる太鼓で応援をする子供たち
AEDを担いでコースを巡る。
AED操作に資格は不要なので、医療関係の方でなくとも山中で事故があった場合、AEDを一刻も早く現地に到着させることも「できること」のひとつだろう。
青竹を切って作った杖。「不要になったら山中に捨ててくれてもいいよ」という一言で、安心して手にする参加者。
エイドステーションで焼きそばを焼く。
選手の身体をケア。知識が必要なため、専門学校の方々が行っている。
海外から来られた方。選手の応援やサポートのため、チェックポイントに先回りして待機している。
見せてくれているのはチームオリジナルのTシャツ。
オリジナルTシャツを売って、ファンド・レイジング(寄付金集め)の足しにしてもいい。
200箇所程の道標を設置したり、回収したり
人望のなさ、インフルエンサーとしての影響力のなさを思い知った(笑)ため、はなからボランティア参加の線で考えた。 今年は例年より早く4月の開催と、時間面のゆとりも少なかったことも多少影響している。
ボランティア参加は一人からできるので(チーム参加の方が歓迎はされるが)先日登録を済ませた。
投稿情報: 00:18 カテゴリー: トレイルランニング Trail Running, ボランティア, 地域活性化 Local Innovations | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
雪模様の前日と打って変わって好天の14日、地域活性化(Local Innovations)のマイ・フィールド=小菅村に、iターン事例の先輩方を抜き打ち訪問しようと、車で向かう。
ついでに巨木の森を15~16km程トレイルランすべく、ザックやら靴を積み込む。
今回アポなしで訪れようと思ったのは、石焼天然酵母パン「Kokopelli(ココペリ)」、いろいろとお役立ちの天然酵母「源流きらり」、iターンではないようだが「多摩川源流トレイルラン」がはじまるきっかけを作った、東部森林公園キャンプ場ほうれん坊の方。そして当然「小菅の湯」
他にも「多摩源流大学」、「北都留森林組合」、「多摩川源流研究所」、「源流の森再生基金」、「多摩川源流トレイルラン」とか、興味深い取り組みはいろいろあるが、まぁ最初は気負わず、「少しずつ知り合いができればいいかな」というノリ。
7:30に家を出て、中央道を上野原ICで降りて上野原市内を通り、県道33号を小菅方面に進む。
左右の雪景色の山々を見て、トレイルランは断念。
途中、桧原村と小菅方面の分岐を左折。18号をくねくねと進む。
小菅村に入るころから、路面に雪が残っている箇所が多くなり、まるで雪国のような景色。
もちろん車は四輪駆動ではないし、スタッドレス・タイヤでもなく、それどころか溝が浅くなったタイヤと重たい車体というコンビネーション。この先、峠が近づいて傾斜が急になったらスリップしそうで、いささか不安になる。
長作を過ぎたあたりの坂で、とうとうスリップ。鶴峠まであと1kmもないだろうが、あきらめていったん引き返す。
戻っている最中に、路面の雪がどんどん融け始めていることに気づいた。国の重要文化財、長作観音堂あたり少し時間をつぶし、ふたたびスリップした坂に戻る。鶴峠までの様子を調べるために、車を置いて歩いて上ってみた。
鶴峠までスリップ箇所は2箇所ほどであることを確かめて戻ってみると、30分の間に、先ほどまで真っ白だった坂がすっかりと地面は黒くなっていた。
鶴峠まであと200メートル程のところまで進んだが、日陰の急坂で再びスリップ。
昼近くまで30分程待ったが、日が翳ってきてしまい融雪が進まない。5回ほど試みたが、車体のコントロールが効かず危険なため、ついにギブアップ。
小菅はあきらめて帰ることにしたが、小菅の湯が心残り。せめて別の温泉に入ろうと、数馬の蛇の湯に向かった。
ナビで見ると約20km、40分。県道33号との分岐に戻り、あきるの市方面に左折。くねくねと坂を上り、「甲武トンネル」(950m)を抜けて桧原村の上川乗に出る。ハセツネのCP1浅間峠から降りたところにある集落だ。
上川乗を左折し、南秋川沿いに坂を上ると、やがて数馬に着く。村営の温泉もあるが、私は少し先にある「蛇の湯温泉」が好きだ。日本秘湯の会の会員で、兜造りの建物が風情がある。
今日は登山客も少なく、宿泊客も殆どいない模様。雪景色の温泉を一人で楽しむ。掛け流しではなく、循環、ろ過、加温なのは少々残念。
そば一杯のつもりだったが、なんとなく寂しくなって、山菜6種+山女の塩焼き+そばの「浅間(せんげん)コース」、2,100円を奮発。
ついでに秘湯の会限定「秘湯ビール」なるものも試す。ぶな天然酵母で造ると書いてある。
お土産に「手作り味噌」1kg=1,050円を購入。少し高めだが、前回買って帰ったところ、香ばしくてとてもおいしかったのだ。
酒気帯び運転にならないように、もう一度風呂に入り、車で横になってから帰る。
数馬の湯では、生協のPALシステムが野菜の直売をしていた。
ニンジン7本、ジャガイモ7つ、小松菜5束、レタス1玉、ロメインレタス1玉が各100円と格安。
400円分購入したら、1つおまけしてくれた。
北秋川と南秋川が合流する本宿の北、「払沢(ほっさわ)の滝入り口」バス停近くにあるお豆腐や「ちとせ屋」。
いつも気になっていたが、持ち帰るには重く諦めていた店。車なので寄ってみることにした。
卯の花ドーナツ(@90)、あたたかい濃厚豆乳(@100)をその場で食べた。
お土産の「ざる豆腐」@578 まるやかな豆の味がして、とても美味しかった。高いだけのことはある。
15時少し前に数馬を出て、殆ど渋滞もなく2時間後の17時には帰宅した。
投稿情報: 21:00 カテゴリー: 地域活性化 Local Innovations, 小菅村, 火:温泉 Hot Springs, 食・料理 Foods & Cooking | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
MIXIのトレイルランのコミュニティに、栃木県足利市の裏山で行われる「第3回 仙人ヶ岳トレイルランレース」の情報が掲載されていた。
平成22年3月28日(日)、距離は17.3km、累積標高差は上り下り各1,200m程度。
お米を男性5kg、女性3kg背負って走るところが、鏑木さんも何回か優勝した群馬の山田昇杯を思わせる軽ボッカレース。いかにも北関東という感じがする。
距離も手ごろだし、何よりもカミさんの実家(桐生)のすぐ隣。お米5kgを含んでの参加費3,800円だから、実質2000円程と格安だ。
出てみたいが、春休みで子供の学校行事やカミさんのPTAがあったりして、ビミョー。翌週の4/4はハセツネ30Kや青梅高水山(15km/30km)もあるし・・・
サイトを見てもマップや縦断面図が判りにくかったので、作成してみたので、関心ある方はどうぞ。
<2010/1/21追記>下記に関連記事をアップしました。
投稿情報: 09:31 カテゴリー: トレイルランニング Trail Running, 地域活性化 Local Innovations | 個別ページ | コメント (2) | トラックバック (0)
武田の杜トレイルラン、体調不良と練習不足で、前日まで出走するかどうか迷ったが、
などが、参加に踏み切った理由。特に最後のボランティアの方の誘いが決め手となった。
【コース】
武田神社(START)→躑躅崎園地→深草園地→要害山[甲府自然休養林]→天神山園地→北山園地→国道交差→鳥獣センター(第一関門)→白山→キャンプ場(第ニ関門)→[健康の森 一周]→森林学習展示場(片山、FINISH)
序盤の要害山、中盤の白山あたりにやや急な上り坂があるが、全般にアップアンドダウンは激しくない。
【アクセス】
3時20分には起床し、3:45には出発。首都高速から中央高速、途中釈迦堂のPAで15分ほど仮眠をし、一宮御坂から一般道で実走2時間、6時には甲府市北部の、武田神社につくことができた。
時間的には、甲府昭和の方が早く着くかもしれない。
【武田神社/躑躅が崎城館跡】
レースの受付とスタート地点は、甲府駅の北、武田神社の内にある。駐車場も神社のものを使わせてもらう。
冬の、特に山国の日の出は遅く、受付開始の朝6:30でもまだ暗い。
掘割、石垣などが武田氏の居館であった躑躅が崎の城館をしのばせる。幻想的な日の出風景。
着替え終わってスタート地点に行くと開会式が始まっていた。この後、神主さんから安全祈願のお払いをしてもらう。最前列の美ジョガーがシャキッとしていたのが印象的。走っても速いんだろうな。
【いよいよスタート】
東門に集結する参加者の方々。皆さんウェアやギアもバッチリで、身体も締まっていて、とても速そう。
【トレイル序盤】
東門を出て、池を巡り、躑躅が崎の丘陵を登る。ご覧の通り渋滞となったが、最初の坂だけ。すぐに緩やかなアップアンドダウンの林間コースとなり、集団はみるみるバラけ始めた。
私はといえば、走り始めて3km程で、下肢に異変。捻挫の再発防止に巻いたテーピングのせいで、脛の筋肉の伸縮が妨げられ、乳酸がたまってしまったようだ。痛みが徐々に増してきて、ズルズルと後退していく。
要害山への登り。「曲輪」、「門跡」、「竪堀」などを示す立て札がそこかしこにあり、山城の作りを解説している。
信玄の父信虎が築き、信玄自身もこの山城で産まれたという。
こんな山中で機械もなく土木作業、昔の人は大したものだ・・。体力もあったのだろうが、信玄堤、金山堀など、治水・治山、土木技術で有名な甲州のことだから、工夫や知恵も相当あったのではないか。
坂を上るうちに、下肢の痛みは尻(大臀筋)に上がり、さらに股関節、腰にまで上がってきた。途中で何度も棄権しようかと悩む。
後ろの方に追い抜かされてからは一人旅。ゴールまでの約25km前後に選手の姿を一人も見ないという、独走状態 (笑) 文字通り怪我の功名というか、得した気分。
要害山頂。スタートから5.77km地点で1:07経過。1:18で要害山を通過予定だったので、遅いとはいえ時間制限はクリアできそうで気を取り直す。
係員が一人居らして、「ここからはしばらく下りですよ」と励ましてくれる。
要害山からしばらくは、下り基調の枯葉トレイル。一部前々日の雨でぬかるんでいるが、概ね快適。
トレイルから舗装林道に出て、しばらく登ると、最初のエイドステーション。遠くから「頑張れ」と拍手の音。
大勢のスタッフや消防団の方々がいて、遅い私には少し気恥ずかしい。エイドは、バナナ、飴、キャラメル、コーラ、水と充実。バナナと飴、コーラを水で薄めていただく。
エイドの充実はホント小さな幸せだ。本日の得した気分その2。応援の拍手やかけ声とは、お得その3。
このあたりで既に1時間30分経過。トップは1時間も前に駆け抜けたらしい。
【トレイル中盤】
エイドステーションから積翠寺温泉古湯坊に続く、気持ちのいいトレイル。
15km地点。積翠寺温泉古湯坊を過ぎたあたり。スントを見ると、13.15kmと、まだ15kmになっていない。
スントの方が距離が少ないのは珍しく、何かトクした気分。計測用の一輪車とかで計ったのかなぁ。30kmは無いのかもしれない。本日のお得その4。
第一関門の「鳥獣センター」。地図で「鳥獣センター」というのを見て何の施設か不思議に思っていたが、ちいさな動物園みたいに見えた。もちろん違うのだろうが、確かめているゆとりはもちろん無い。
この関門は4時間で通過しなければならないが、3時間ちょうどでの通過だった。
「鳥獣センター」には2つ目のエイドステーション。ここでもバナナとアメをいただく。
この先の第ニ関門は5時間半の制限と、僅かな3kmほどの距離なのに1時間半も間がある。地図や高低図では読み取れない、よほど激しい障害でもあるのだろうかと、疑問が拭えない。
不安に思った矢先に出現した風景。なんと言う名の山か(羽黒山? 後で確認したら「白山」というらしい)、山水画の世界。高みに四阿(あずまや)が見える。「まさかあそこまで行くのではあるまいな」と一人つぶやく。
岩を削ったような階段がしばらく続く。途中、何人かのおば様パーティーと行き会う。登山客とすれ違ったのは、全行程でこの辺りだけだ。
後で聞いたら、この辺りだけ昭文社の「山と高原の地図」にルート図が載っているらしい。
羽黒山(?羽黒町の奥にあるので、勝手に命名。正しくは白山)から見る甲府市街。
残念ながらこの日は曇りで、甲斐駒(写真中央遠望、とがった三角の山)、鳳凰三山(甲斐駒の向かって左、山頂は雲に隠れている)が少し見えるだけだったが、晴れていたら南アルプスはもちろん富士山も良く見えるはず。
このあたりから先は写真を撮るパワーも無くなる・・。
山を越えるとレジャー施設がちらほら点在する千代田湖が見えた。なだらかな岩山を下る途中で20kmの看板。
だいぶ足が痛くなってきたが、モンブランの鏑木選手の「足が内出血でジャブジャブ」「針の山を裸足で走っているよう」という、もの凄さを想像して我慢した。それに比べたら、天国のように楽なはずだ。
【トレイル終盤】
ゴールの片山のふもとにあるキャンプ場が、第二関門で3つ目のエイドステーション。通過時間は3:50と、第二関門から3km足らずなのに50分も掛かってしまった。だいぶペースダウンしているようだ・・。
この後、初めて参加選手と行き違う。聞くとゴール寸前の選手とのこと。こちらはあと9km弱、頑張れるだろうか・・・。まぁ、そんな意味のない問いを発しても何の役にも立たないけど。
道案内のボランティアの方々の励ましに応えるため、少しづつジョグる。チマチマとせかしく足を動かすのだが、スピードは歩く速度と変わらない。「これからは『トレイルジョグ』と言わんとあかんな・・・」などと嘯きつつ、腰と股関節の疲労がピークに達し、どうしてもスピードが出せない。しかし、ボランティアの方の励ましが、これほど効くとは思わなかった。
「健康の森」という、レース終盤のトレイルは、殆どがダブルトラックの林道のようだが、落ち葉に埋まり幅広いシングルトラックのようだ。
距離をあわせるためだろう、最後の5kmはあちこち行ったりきたりでジグザグコースだったが、適度のアップ&ダウンで、ゴロタ石もなく本来であればとても走りやすいに違いない。
25kmから先は、自分にとっては未知の世界。あと5kmを切ってから長く辛かった・・。
終盤5kmは、距離表示が1kmごとだと、いい励みになるのだろうなぁ。
北斜面からは、なんと八ヶ岳までが遠望できた。想像もしていなかった景色だったので、本日のマル得その5。
【フィニッシュ】
健康の森をあちこち走ってから、再び第二関門近くの片山に戻る。最後の階段を上り詰めると、感動のフィニッシュ~!! 女性アナウンサーの声でナンバーと名前がコールされ、嬉しいやら恥ずかしいやらで複雑な気持ち。
プロデューサーの石川弘樹氏が握手で迎えてくれる。雑誌などで何度も拝見しているので、他人のような気持ちがせず、思わずハグしたくなった。
タイムは手元で5:24:19、公式は5:24:24だった。
ソイジョイ、水、半分にカットしたバナナを貰い、ほうとうをいただく。
残り数杯分しかない、大鍋のほうとうの量で順位が分かってしまう。具が殆ど無く、麺と汁しかなく、しかも冷め気味だったが、実に旨かった。いやホント。
この後、預けておいたダウンジャケットを受け取りに荷物引渡し所に。やはり数袋しか残っておらず、係員の方と笑いあう。
スタート地点の武田神社に巡回する、マイクロバスを待つ行列。台数が少なく、寒い中で30分以上も待つことになった。クールダウンを通り越してコールドダウンで、筋肉がこり固まってしまう。
素晴らしい運営のなかで、唯一次回改善していただきたいこと。
【レース後】
湯村温泉郷の、無料入浴券をいただいたので、車で早速向かう。10軒以上ある宿のどれにするか迷ったが、一番奥まったところにある、一番地味そうな杖温泉「弘法湯」にした。
石を動かすために杖を突いたら温泉が湧いたという。弘法大師の錫杖伝説は日本各地に沢山あるので真実かどうかはわからないが、今もお湯がコンコンと湧き、旅館も続いているとなると、信じたい気持ちになってくる。
玄関からお邪魔したところ、どなたもいない。しばらく佇んでいると大女将と思しきお年寄り一人出てきたので、無料入浴券を示したが、今ひとつ様子がわからない感じで奥に引っ込んでしまった。じきに女将さんが呼ばれ、お風呂まで案内してくれた。
男の風呂は源泉掛け流しとのことで「ごゆっくりどうぞ」という言葉に甘え、たっぷりとお風呂を楽しんだ。レース参加者で入浴したのは、どうやら私一人の様子。とても贅沢をさせてもらっている気がしてきて、これも得した気分になり、脱衣場にあった大師像に手を合わせ、光明真言を七度唱えた。
風呂から上がり、お礼にお土産でも買わせていただこうかと、玄関に戻ると笑い声が聞こえる。風呂に案内してくれた女将さんと若い男の方、年配の男性(宿のご主人で、送迎バスの運転をされていたらしい)が談笑をしている。
仲間に招きいれてくれ、しばし歓談。女将さんがコーヒーまで運んでくださった。聞けば男性は、このレースを起案したヨ○ダさんという方(上の写真の方)で、宿のご夫婦にお礼のご挨拶に来たとのこと。そしてテーブルの脇には、TARZANの内坂庸夫氏の名刺が置いてある。このレースを取材に来られたらしい。とするとにこやかな表情の、宿のご主人は、この温泉街の顔役か観光協会のお偉いさんなのか・・・?
ヨ○ダさんに「レースの印象は?」とたずねられ、地元の運営の方々のホスピタリティ、風景・環境とコースの素晴らしさなど、率直に申し上げた。地元の方だと思ったヨ○ダさんは、なんと川崎の方だという。上の写真では暗くて見えないが、やんちゃそうでチャーミングな好男子。武田の杜を何度も走っているうちにレースを着想し、1年前から武田の杜の管理の方、神社の方々、湯村の温泉街の方々に掛け合い準備を始めたという。もちろん石川弘樹さんの力添えも大きかったのだろうが、地元以外の方が起案されて、結果的にこんな素晴らしい大会を実現されたことが、まるで我が事のように誇らしかった。
レースを知った初期の頃は、ネットで「武田の杜」と検索しても殆どヒットしなかったが、わずか数ヶ月でかなり増えている。多分参加者なのだろうが、このブログにも「武田の杜」というキーワードで何人も訪れている。地域起こしとネットの効果や、招待選手でもある山本健一氏の魅力などを語りつつ、ヨ○ダさんのおいとまのタイミングに併せて失礼した。
お風呂とお礼をしそびれてしまったコーヒー、そして楽しい時間と出会いのお礼に、友人知人との試走会を企画したいし、家族を連れて是非立ち寄りたいとも思った。もちろん来年の大会も是非参加したい。
私だけではなく、大勢の参加者がそう思ったに違いない。
【リザルト】
【本日の走行データ】
【本日の補給食、サプリ】
《朝食》
《スタート前》
《レース中》
《レース後》
【本日のウェア、ギア】
【本日の費用】 もう少し地元で消費しなければ・・・
投稿情報: 23:45 カテゴリー: トレイルランニング Trail Running, 地域活性化 Local Innovations, 火:温泉 Hot Springs | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
本日は5:30起き、6:00には家をでて、JR中央線藤野駅、8:04着の電車で向かった。
藤野駅では、参加者と思しき人が大勢降りた。
天気予報では最高気温20度、最低11度とやや暖かめの見通し、いい天気だ。
会場へはマイクロバスでの送迎がある。15分ほど待った。ウォームアップで歩こうとも思ったが、前回の高尾山天狗トレイルで捻挫した足首が少し痛いのでやめておいた。ニューハレVテープで、テーピングをしておいたが、少し不安。でも、バス待ちで並んでいるうちに忘れてしまった。
会場へはバスで10分ほど、8:23に到着。特に遅い到着ではないと思うが、既に人が大勢いる。皆さんどうやって来たのだろう。
広い会場で、皆さん思い思いに着替えたり、アップしたり。
受付や、完走証発行、ゆず入りすいとん作りなど、地元のおじさん、おばさん、中学校の生徒たちまで大勢ボランティアとして働いている。公営の温泉の出走者無料送迎、無料入浴など地域を挙げてのイベントとして定着しているようだ。
既に9回目なので手馴れた運営と言うか、肩肘はらない粗放的な雰囲気が、参加者としてもリラックスできる。
トイレの行列が凄い。出発時点でもまだ並んでいた。会場の隅っこで立ち○ョンをしている男の人も多かった。
9時のスタート後、しばらくは舗装路の林道を行く。結構混雑していて、時折身体がぶつかったりする。
栃谷林道の先に急登があるので、手前500m位からずっと渋滞。心拍が170を超えていたので私としては大助かり。少し息を整える。
明王峠から来た坂を振り返る。階段を上がるときの心拍は180を超えていた。少しセーブしなければと思いつつ、皆のペースに合わせてしまう。
明王峠からみた富士山。かすかに写っている。
陣場山では、係りの方に撮って貰った。陣場山の到着時間は1時間18分。予定と寸分違わず、かなりきついがいいペースだ。
陣場山から一の尾根を一気に下る。前回はこの坂で足腰を疲れさせてしまい、次の林道でヘバッてしまった。今日はそこそこセーブし、皆と同じようなペースで降りた。
最後のほう、カメラマンがまさにカメラを構えているところで転倒してしまった。しかも後続の女性に目撃され「大丈夫ですか?」と励まされてしまった。恥ずかし・・・
中間点の落合給水所の通過は、プラス1分強とほぼ予定通り。
この後はご覧のとおり、7kmに及ぶ舗装林道の登り。早歩きを基本に時折小走りを交え、なんとか皆さんに喰らいついていく。
この区間の平均心拍は177ちょっとやばい位だったが、試走の時はこの区間で失敗しているので、堪えどころと思い頑張った。
毎度おなじみの私を追い抜く「美ジョガー」。今回もあまたの美女に抜かされる。
黄葉・紅葉もそうだが、きれいなものを見ると疲れが少しだけ軽くなる気がする。
再びトレイル。しかも下り基調と快適な道だが、なかなかスピードが出せない。前の区間の登り林道で、足腰や筋肉にそうとう疲労が溜まっている感じ。
ここまで疲れると、心拍も上がらない。
あと2km強、最後の舗装路まで数百メートルといったところで、トレイル脇に転倒しているランナー、しゃがみこんで介抱しているランナー、係員を発見。
私の到着と前後して、係員は「携帯が繋がらない」とかでどこかに行ってしまった。ソフトバンクかドコモだったようだ。当然無線も持っていなかったんだろう。(後で聞いたら、持っていても殆どのスタッフが使い方を知らなかったらしい)
残された私たち、それに後続のランナー1名とで、にわか救護班となってしまった。
体温がとても低く、意識も朦朧、視点も定まらず、脈も弱い。殆ど意識不明といってよい。ハンガーノック、塩分欠乏、脱水症状のいずれかだと思ったが、命の危険も感じたため取り急ぎ消防に電話し救急車を手配した。私のAUはアンテナ3本で全く問題なし。
消防が大会本部がある「マレットゴルフ場」を知らず、こちらは周辺の目印をしらずで、現場を離れることもできず何度もやり取りするはめになった。
その間に先着・後続ランナーが水分やアミノバイタルのジェルなどを補給したところ、幸いだいぶ意識が回復し、一同一安心。
消防との連絡係りとなった私は現場残留、後続ランナーはレースに復帰してもらいつつ本部への連絡などをお願いし、一番若い先着ランナーは誘導の下に降りていった。
消防到着の前に、本部からスタッフと常駐医師が到着し、下まで背負って降ろすことになった。本部スタッフの方が50代後半に見えたので、大丈夫ですかと聞いたところ、「ハセツネの歴代チャンピオンだし、ボッカレースもやってるから大丈夫、大丈夫」と頼もしい。
驚いて「え?ハセツネの何代目ですか?」とたずねても、「昔のことだからなぁ。今でも招待が届くんで毎年行ってるよ」と、細かいことは教えてくれなかった。家に帰って調べたら、どうも、第5回(1997)の覇者、野崎光宏さんのようだ。サインを貰っておくんだった。
だいぶ下まで行ったところで、消防とレスキュー隊が到着。無事引渡し、救急車で搬送されていった。右端の青い方が野崎さん(多分)。
結局、私が35分ほど、先着ランナーは45分くらいのロスしてしまったが、幸い大事に至らなかったし、気分良くレース復帰。
レースに復帰した第一発見者の先着ランナー「38番」氏。高尾山薬王院には良くお参りするとのことだが、トレイルランや大会参加は初めての様子。
お名前も聞きそびれてしまったけれど、また、どこかのレースに参加してくださいね。
ということで、目標の4時間内はならず、殆ど最下位。
帰宅後、それまでのペースをもとに推計してみたところ、3時間43分08秒となった。自分的には目標達成ということで大満足。
しかし、ちょっときになることがある。先着ランナーが現場に着いてから、私が着くまでに10分ほど時間があった。先着ランナーも倒れたところを見たわけではなく、すでに倒れていて係員が介抱している現場に通りかかったらしい。
15分ほどの時間があったと思うが、その間何人のランナーが横を通ったのだろう。30人40人はいたのではないかと思う。もう少し早めに水分補給や栄養補給ができていたら意識不明寸前にまでは至らなかったと思う。係員に携帯電話を貸すなどの対応もできていれば、係員が現場を離れることもなかったろう。
いずれにしても、なぜか毎回のようにケガ人や病気などのトラブルに出くわすので、次回はホワイトテープ、アイシングスプレー、エアギブス、ソルトタブレットなど、救急用具を多めに持っていこうと思っている。
レース後無料入浴券をいただいた「やまなみ温泉」に、無料送迎バスで向かう。
大混雑だったが、着替えもでき、心身ともにきれいさっぱりできた。
【リザルト】
【本日の走行データ】
【本日の補給食、サプリ】
【本日のウェア、ギア】
【本日の費用】
投稿情報: 23:08 カテゴリー: トレイルランニング Trail Running, 地域活性化 Local Innovations, 火:温泉 Hot Springs | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)