本日は5:30起き、6:00には家をでて、JR中央線藤野駅、8:04着の電車で向かった。
藤野駅では、参加者と思しき人が大勢降りた。
天気予報では最高気温20度、最低11度とやや暖かめの見通し、いい天気だ。
会場へはマイクロバスでの送迎がある。15分ほど待った。ウォームアップで歩こうとも思ったが、前回の高尾山天狗トレイルで捻挫した足首が少し痛いのでやめておいた。ニューハレVテープで、テーピングをしておいたが、少し不安。でも、バス待ちで並んでいるうちに忘れてしまった。
会場へはバスで10分ほど、8:23に到着。特に遅い到着ではないと思うが、既に人が大勢いる。皆さんどうやって来たのだろう。
広い会場で、皆さん思い思いに着替えたり、アップしたり。
受付や、完走証発行、ゆず入りすいとん作りなど、地元のおじさん、おばさん、中学校の生徒たちまで大勢ボランティアとして働いている。公営の温泉の出走者無料送迎、無料入浴など地域を挙げてのイベントとして定着しているようだ。
既に9回目なので手馴れた運営と言うか、肩肘はらない粗放的な雰囲気が、参加者としてもリラックスできる。
トイレの行列が凄い。出発時点でもまだ並んでいた。会場の隅っこで立ち○ョンをしている男の人も多かった。
9時のスタート後、しばらくは舗装路の林道を行く。結構混雑していて、時折身体がぶつかったりする。
栃谷林道の先に急登があるので、手前500m位からずっと渋滞。心拍が170を超えていたので私としては大助かり。少し息を整える。
明王峠から来た坂を振り返る。階段を上がるときの心拍は180を超えていた。少しセーブしなければと思いつつ、皆のペースに合わせてしまう。
明王峠からみた富士山。かすかに写っている。
陣場山では、係りの方に撮って貰った。陣場山の到着時間は1時間18分。予定と寸分違わず、かなりきついがいいペースだ。
陣場山から一の尾根を一気に下る。前回はこの坂で足腰を疲れさせてしまい、次の林道でヘバッてしまった。今日はそこそこセーブし、皆と同じようなペースで降りた。
最後のほう、カメラマンがまさにカメラを構えているところで転倒してしまった。しかも後続の女性に目撃され「大丈夫ですか?」と励まされてしまった。恥ずかし・・・
中間点の落合給水所の通過は、プラス1分強とほぼ予定通り。
この後はご覧のとおり、7kmに及ぶ舗装林道の登り。早歩きを基本に時折小走りを交え、なんとか皆さんに喰らいついていく。
この区間の平均心拍は177ちょっとやばい位だったが、試走の時はこの区間で失敗しているので、堪えどころと思い頑張った。
毎度おなじみの私を追い抜く「美ジョガー」。今回もあまたの美女に抜かされる。
黄葉・紅葉もそうだが、きれいなものを見ると疲れが少しだけ軽くなる気がする。
再びトレイル。しかも下り基調と快適な道だが、なかなかスピードが出せない。前の区間の登り林道で、足腰や筋肉にそうとう疲労が溜まっている感じ。
ここまで疲れると、心拍も上がらない。
あと2km強、最後の舗装路まで数百メートルといったところで、トレイル脇に転倒しているランナー、しゃがみこんで介抱しているランナー、係員を発見。
私の到着と前後して、係員は「携帯が繋がらない」とかでどこかに行ってしまった。ソフトバンクかドコモだったようだ。当然無線も持っていなかったんだろう。(後で聞いたら、持っていても殆どのスタッフが使い方を知らなかったらしい)
残された私たち、それに後続のランナー1名とで、にわか救護班となってしまった。
体温がとても低く、意識も朦朧、視点も定まらず、脈も弱い。殆ど意識不明といってよい。ハンガーノック、塩分欠乏、脱水症状のいずれかだと思ったが、命の危険も感じたため取り急ぎ消防に電話し救急車を手配した。私のAUはアンテナ3本で全く問題なし。
消防が大会本部がある「マレットゴルフ場」を知らず、こちらは周辺の目印をしらずで、現場を離れることもできず何度もやり取りするはめになった。
その間に先着・後続ランナーが水分やアミノバイタルのジェルなどを補給したところ、幸いだいぶ意識が回復し、一同一安心。
消防との連絡係りとなった私は現場残留、後続ランナーはレースに復帰してもらいつつ本部への連絡などをお願いし、一番若い先着ランナーは誘導の下に降りていった。
消防到着の前に、本部からスタッフと常駐医師が到着し、下まで背負って降ろすことになった。本部スタッフの方が50代後半に見えたので、大丈夫ですかと聞いたところ、「ハセツネの歴代チャンピオンだし、ボッカレースもやってるから大丈夫、大丈夫」と頼もしい。
驚いて「え?ハセツネの何代目ですか?」とたずねても、「昔のことだからなぁ。今でも招待が届くんで毎年行ってるよ」と、細かいことは教えてくれなかった。家に帰って調べたら、どうも、第5回(1997)の覇者、野崎光宏さんのようだ。サインを貰っておくんだった。
だいぶ下まで行ったところで、消防とレスキュー隊が到着。無事引渡し、救急車で搬送されていった。右端の青い方が野崎さん(多分)。
結局、私が35分ほど、先着ランナーは45分くらいのロスしてしまったが、幸い大事に至らなかったし、気分良くレース復帰。
レースに復帰した第一発見者の先着ランナー「38番」氏。高尾山薬王院には良くお参りするとのことだが、トレイルランや大会参加は初めての様子。
お名前も聞きそびれてしまったけれど、また、どこかのレースに参加してくださいね。
ということで、目標の4時間内はならず、殆ど最下位。
帰宅後、それまでのペースをもとに推計してみたところ、3時間43分08秒となった。自分的には目標達成ということで大満足。
しかし、ちょっときになることがある。先着ランナーが現場に着いてから、私が着くまでに10分ほど時間があった。先着ランナーも倒れたところを見たわけではなく、すでに倒れていて係員が介抱している現場に通りかかったらしい。
15分ほどの時間があったと思うが、その間何人のランナーが横を通ったのだろう。30人40人はいたのではないかと思う。もう少し早めに水分補給や栄養補給ができていたら意識不明寸前にまでは至らなかったと思う。係員に携帯電話を貸すなどの対応もできていれば、係員が現場を離れることもなかったろう。
いずれにしても、なぜか毎回のようにケガ人や病気などのトラブルに出くわすので、次回はホワイトテープ、アイシングスプレー、エアギブス、ソルトタブレットなど、救急用具を多めに持っていこうと思っている。
レース後無料入浴券をいただいた「やまなみ温泉」に、無料送迎バスで向かう。
大混雑だったが、着替えもでき、心身ともにきれいさっぱりできた。
【リザルト】
- 4時間16分19秒
- 男子50歳以上 145位、 総合 940位
【本日の走行データ】
- 走行距離 23.0km (スント計測27.47km、119.5%増)
- 走行時間 4時間16分19秒 (トラブル控除推計 3時間36分06秒)
- 平均ラップ 11分6行/km (同 9分42秒/km)
- 平均速度 5.39km/h (同 6.19km/h
- 最大心拍 187
- 平均心拍 172 (推計)
- 運動強度 5.0(MAX5.0)
- 消費カロリー 3,076Kcal(スント計測)
【本日の補給食、サプリ】
- 菓子パン2ヶ
- 大豆&フルーツスティック 2本 117×2=234Kcal
- VAAMジェル 1袋(35Kcal)
- しょうがドリンク(缶入)
<以上朝食> - 自家製スポーツジェル 150cc マルトデキストリン120g、454Kcal
- アミノバイタル ジェル 100Kcal
- MUSASHI NI(ニー)スティック 1袋
- ハイドレーション(「MUSASHI レプレニッシュ) 1,250cc(消費1,000cc)
【本日のウェア、ギア】
- バックパック: グレゴリー・スティミュラス 6L
- シューズ: モントレイル・ハードロック 08モデル
- シャツ: ゼビオオリジナル、吸湿速乾Tシャツ
- アンダーシャツ: ファイントラック・スキンメッシュ Tシャツ
- パンツ: アシックス・ランニング・トランクス
- 靴下: スーパーフィート・トリムミニ
- 手袋: パールイズミ・メッシュ・指切
- 帽子: アウトドアリサーチ・スウィフトキャップ
- サポートウェア: スキンズ・ロングタイツ(紺)、スキンズ・パワースリーブ(白)
- ハイドレーション:ブラティパス・水筒タイプ 2L
- 計測用具: スントt3c(ハートレートモニター、フットポッド)
- メディカルセット(簡易版)、エマージェンシーセット
【本日の費用】
- 交通費往復:JR 1110×2 小計2,220円
- しょうがドリンク缶150円、ビール缶250円、菓子パン307円
- 合計 2,927円