前泊した桐生の妻の実家を、6:30に出発。6:55にスタート地点の猪子トンネル東口の広場につく。車が100台以上停められる大きな広場が整地されている。近くの松田川ダムにからむ整備の一環なのだろうか。
トイレは仮設のものが2ケのみ。参加者の殆どが自家用車のようで、さすがに栃木と群馬の県境で開かれる大会だけのことはある。
受付は6:40~7:40なので、すぐに受付を済ます。
布製のゼッケン、ゼッケン止めの安全ピン、そして参加賞兼ボッカの負荷のお米5kgをいただく。
いただいたのはこの3点だけで、地区の観光協会が主催なのに、パンフレットひとつない。鷹揚というのか、欲がないと言うのか、不慣れと言うべきか、 なんとも新鮮。
車に戻り支度をする。ザックには米、ハイドレーション、エマージェンシーセット、ホワイトテープ、行動食、ウィンドジャケット。
前日には、降水確率30~50%となっていて雨が心配されたが、朝は曇り空。なんとか持ちそうなので、ウィンドジャケットは薄手軽量のモンベルのU.L.にした。
20~30分ほど前に、軽いアップをしようと表に出たところで、ジョグノートで知り合った「リバーサイド翁さん」お会いする。ゼッケン番号で見つけてくれたらしい。
今日のウェアは、上がファイントラックのスキンメッシュにパタゴニアのキャプ3、下はスキンズのハーフパンツにアシックスのショーツにする。半ズボンでは寒いので、足にはワセリンを塗っておいた。
出走直前になって、マンションの隣人から電話。不良高校生がマンション一階の集会室に寝泊りしているという情報。マンションの理事なので、注意しに行かなければならないのだが、今は栃木だから行けないと断って、理事長に対応を依頼した。
そうこうしているうちに時間がなくなってしまい、急いでスントの装着などをしたのだが、慌てて設定しているせいか計測不能状態。計測できないものを身についていても邪魔な だけなので、ハートレートモニターとフットポッドをこれまた慌ててはずす。不良高校生め・・・。
8時スタート前のカウントダウン。参加者は総勢160人くらいらしい。結構年配の方が多く、50歳の私より上の方が3割位はいるだろうか。やっぱ、お米を担ぐというのが若い人にとっては「イケてない」のかなぁ。
スタートして3~400メートルほどはトンネル内の軽い登り。その後ジョグペースで緩い下りのロードを5km程走る。
練習不足の私は、2km地点で脛に乳酸が充満。フットポッドをはずした際に靴紐がきちんと結わえてなくて、足首の動きが不自然で無駄があるらしい。痛みをこらえているうちに石尊山上り口。計時を忘れたが、ペースからすると35分ほどだろうか・・・。
石尊山の登りは400mほどの急登で最初の難関。脛の痛みは治まったが、今度は心拍を相当ひっぱり上げてしまい、太ももまわり、腰まわりの筋肉を酷使してしまった。そのせいか、石尊山頂上を過ぎてもイマイチスピードがでない。
このあたりで、大きく抜かれもせず、抜きもしなくなり、前後を行く選手がだいぶ固まってくる。選手同士の間隔もだいぶまばらになってきた。
こちらの98番の方は、「熊の分岐」近くまで前後を走っていらした方。というか勝手にペースメーカーにさせてもらい、引っ張っていただきました。どうもありがとう。
石尊山。約6.9km地点、1:06経過。これ以降時計代わりに携帯で写真をとることにした。
最初のCP深高山。8.41km、1:24経過。ここのチェックは、ゼッケンにマジックで線をひくというもの。
布が薄いので、Cap3にマジックの跡がついてしまった。
猪子峠のCP。9.95km、1:37経過。
猪子峠の手前にカメラマンの方が居て、「カタクリの群落があるよ」と教えてくれる。「荒らさないでね」という含みかもしれないが、「106番目くらいだよ」とも教えてくれたので、単純に親切で教えてくれたのかもしれない。カタクリの花を眼にすることはできなかったが、どうもありがとうございました。
猪子峠を過ぎると再び登り基調。前後の皆さんも、だいぶ息が上がってきている。ハァハァいいつつも、ここで離されるとズルズルと歯止めが利かなくなるのが分かっていたので、前の方に離されないようにくらいついていく。
スキンズのタイツ姿が軽快な101番さん。
稜線に出ると、熊の分岐まではご覧の通りの切り立った岩だらけの道。あまり心拍をあげすぎたり、筋肉に疲労をためたりして無理をすると、足元が定まらず危険。ちょっとコケただけでも大怪我になる。
細かいアップダウンを繰り返しているうちに、犬帰り手前の鎖場に着く。2:20経過。
順番待ちの間に一息をいれることができた。いい笑顔で写っているお二人は、101番さん、98番さん。石尊山からの約6km、1時間に渡って勝手にペースメーカーにさせていただいた。
鎖場は、気分転換になって楽しい。下を見ないように一気に登る。勢いあまって登りきったところの松の枝に頭をぶつけてしまった。危ない危ない。
犬帰りのCP。2:24経過。
「○○さ~ん、頑張って」と声をかけてくれた。「何で名前を・・・?」と一瞬驚いたが、とても励みになり、ありがたかった。
この後、小ピークがいくつか続いたが、順路案内のテープや看板がないところがあり、間違った道を進んでしまった。他の選手が不審に思い、声を掛けてくれたので引き返すことができた。
試走していても、見通しが利かない地形だったり、よくある風景だと忘れてしまうようだ。
↑松田川ダムを見下ろす561mのピークは、正しいコースのほうが分かりにくく間違った道の踏み跡がはっきりしていたので、あやうく集団コースアウトになるところだった。
この辺りは特徴がある地形で、試走のときのことを覚えていたので、間違って行きかけていた前の方に一声掛けた。
熊の分岐(往路)のCP。13.29km、2:54経過。
ここから仙人ヶ岳までは、対面走行になる。
わずかな距離だと判っていても、下半身が限界に近く、「下り優先」を口実にしばしば立ち止まる。
(下り優先は、このレースの、この区間のみのルールで、開会式のときに注意されていた)
スタートから、ロードの途中まで一緒だった、リバーサイド翁さんとすれ違う。初のトレイルにもかかわらず、だいぶ先を走ってる。たいしたものだ。
仙人ヶ岳のCP。14.07km、3:11経過。
単なる記念撮影と思いきや、実は、看板に寄りかかって一休みしている。係員さん、どうもありがとう。
再び熊の分岐(復路)のCP。14.86km、3:20経過。
ここから先は下りのみ。大腿四頭筋が限界に近いので、腿の力を抜き、腰を使って走るように心がける。この下りでは20人くらいの登山パーティが道を譲ってくれた。
最後の下りはずっと沢沿いで、ところどころで岩伝いに渡渉する。
正月よりも水量が少し増えていて、マイナスイオンが出ているようで気持ちよい。
最後に林道に出たところで、119番のばにらさんが声を掛けてくれた。後で判ったのだが、1時間以上前にゴールしていたので、ひょっとして寒い中待っていて下さったのだろうか・・・。遅くてごめんなさい!
フィニッシュの岩切にて。17.30km、3:47:03
目標としていた4時間は切ることができ、まぁまぁ満足。
ゴールでポカリスエットをいただく。3時間半位までだと、温かい鍋ものをいただけたようだが、鍋の中はすっかり空だった。
上位の方は、お米を何袋か貰い、切り番の選手(総合100番とか、女子20番とか)はイチゴ4パックを貰っていた。
完走証の時間と順位は壁に貼られた記録を見て自分で記入する。
カシミール3Dでは、平地換算6.07kmくらいのスピードだった。
レース後はリバーサイド翁さんと桐生温泉「湯らら」に向かう。走り終わって1時間ほど経つので効果の程は疑問だったが、足腰を冷水と温泉に交互に漬けてクールダウン&血流促進する。
ビールを飲み、2時間ほど仮眠してから、帰京。
【本日の走行データ】
* 走行距離 17.3km (大会発表)
* 走行時間 3時間47分03秒
* 平均ラップ 13.12/km
* 平均速度 4.57km/h
* 最大心拍 N/A
* 平均心拍 N/A
* 消費カロリー N/A
【本日の補給食、サプリ】
《朝食》
* 菓子パン2
* BAAM ゼリー0.5袋(50Kcal)
* BAAM ウォーター(200cc)
《走行中》
* ハイドレーション (ムサシ・レプレニッシュ 1,000cc分を1,250cc希釈 (消費550cc)
* オリジナル・ジェル (マルトデキストリン100g、クエン酸1g、アスコルビン酸0.5g、アミノバイタル3600 1袋、自家製イチゴジャム 5g) 150g、535Kcal
《走行後》
* アミノバイタル・ジェル3000 1袋
* 握り飯 1
【本日のウェア、ギア】
* バックパック: ミレー・アクシオム 15L
* シューズ: モントレイル・マウンテン・マゾヒスト
* シャツ:パタゴニア・キャプリーン3ジップネック
* アンダーシャツ: ファイントラック・スキンメッシュ Tシャツ
* パンツ: アシックス・ランニング・トランクス
* 靴下: スマートウール・PhD・ランニング・ライト・ミニ
* 手袋: モンベル・フィンガーレス サイクル用手袋
* 帽子: アウトドアプロダクト・スウィフト・キャップ
* サポートウェア: スキンズ・ハーフタイツ ホワイトカモ
* ハイドレーション:ブラティパス・水筒タイプ 2L
* 計測用具: スントt3c(HRモニター、フットポッド不調で使用せず)
* 携行:ホワイトテープ
* 携行:エマージェンシーセット(緊急シート、ヘッドライト、緊急食、その他)
* 携行: ウィンドジャケット モンベル・U.L.サイクルジャケット