「BORN TO RUN」に触発されて、ベアフット(はだし)ランのトレーニングシューズ、ビブラム社の5本指の靴「ビキーラ」を購入。上野のアートスポーツ本館で、14,490円。
ビブラム社の5本指靴には何種類かあるが、底がラグ状になっていてトレイルを走れるものは、シューレースのついた「スピード」とベルクロ留めの「ビキーラ」。「裸足=軽快=すぐに走り出す」という先入観があったので、着脱が簡単そうなベルクロ留めのビキーラにした。
裸足に近い靴なので、サイズ合わせは慎重に行う必要があるとのことで、専門の計測器(といっても目盛のついたプラ板)で裸足のサイズを測ってもらった。普段26cmの自分は、M40という値が出たが、履いてみると足が幅広なためややきつい。靴下を履いて履いてみると長さも幅もM41がちょうど良かった。
Vibram fivefingers "Bikila"
取説に、最初は短い距離を歩き、徐々に距離と速度を上げるようにと書いてあった。風邪の真っ最中で、いずれにしても走れる状態ではないので、近所に薬を買いに出かけるときに履いてみた。
履くときに親指以外の4本の指のコントロールが利かず、入れるべき指の位置に指が上手く入って行かない。普段個別に使うことが無い足の指が如何に退化しているかが如実に分かる。
履いて歩いて見ると、そても薄手で軽く、気分がいい。クッションは殆ど無いのに、小走りしてもそれほど接地の衝撃がない。初めて履くにもかかわらず、また特に「踵から接地しないように」などとは意識していないのに、足裏全体で着地する方法を自然に取っているようだ。
靴底のゴムは薄いので地面のでこぼこを良く拾うが、足つぼマッサージのようでむしろ気持ちよい。
何かに似ているなと思ったら、地下足袋に似ているのだった。地下足袋は独立している指が親指だけで、長さも足首まで覆ってしまうが、こちらはさらに裸足に近く軽快である。また素材もニットの合成素材で、水に濡れても乾きやすく、綿で乾きにくい地下足袋よりも蒸れないだろう。
水に強いところやニットのアッパー、薄いソールなどは、海辺ではくウォーターシューズ(アクアシューズ)にも似ている。そもそも最初はウォーターシューズとして売り出されたようなので当然か・・・
まだ本格的に履いていないので、着用インプレッションは後ほど改めて行うが、ゴムの減りは早そうで耐用期間はあまり長くなさそうだ。それを考えると値段は高く感じる。走力、体力の強化はもちろん、健康面でも効果が出てくれないと困るなぁ・・。
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