先日の東京視覚障害者ランニングクラブの練習会で、JBMAの事務局長の泉さんから、標題の研修会の開催を教えてもらいました。
H24年、2/4(土)、13:00~17:00、東京代々木の国立競技場の小1会議室、外周走路を使って行うということです。費用は保険料の100円のみ。伴走に興味のある方、ご一緒にいかがですか?
HPにも案内を見つけました。
平成24年度 伴走者育成研修会(東京都・新宿区)(2012年2月4日)
要項へのリンクがありますので、出力してFAXするなり、記載アドレスにメールするなりして申し込んでください。
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視覚障害者の方は全国で30万人以上居る(※1)そうです。
かつては危険だからという理由でマラソン大会への参加を拒否されていた時代があったらしい。
日本盲人マラソン協会(JBMA)が発足して30年、各地の大会に一般ランナーとともに参加して活躍できるようになったとはいえ、今でも走りたくても走れない方が大勢いるそうです。
必要としている方一人に対し、伴走者が5名必要だという調査結果があるそう(JBMAの研修案内チラシによる)で、伴走者が圧倒的に不足しているということです。
伴走者が少ないので、練習会の場所や日程も限られ、練習会に参加できないから走力向上も体力強化もはかれないということになります。
走りたくても走れないというのは視覚障害の方だけに限らないのですが、家の近所、帰宅ラン、いつでも自分の都合にあわせて走れるというのが、いかに恵まれているか、有難いことかと思います。
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私はトレイルランナーのマロン栗原さんのお勧めで昨年から伴走を始め、「東京視覚障害者ランニングクラブ」で練習会に参加させていただいています。レースの競技委員や、夏合宿の参加なども経験させていただきましたが、始めて1年に満たず、いつまでたってもポカの連続なので改めて研修を受けてみようと思っています。
伴走を始めてから視覚障害の方ばかりでなく、さまざまな障害を持つ方との付き合い方が大分変わってきました。あれこれ考えるよりも、気軽に声を掛けたり、手を差し伸べたりするだけなんですけどね。その分、余計なお世話で叱られる回数も多いですが・・・ f^^
私は「足並みとペースをあわせ、おしゃべりしながら走ることがとても楽しいから」という理由で、さらに「自分の気づかなかった世界の広がり方、感覚のあり方に出会えるから」という理由で視覚障害者の伴走をやらせていただいています。もちろん「自分でお役に立てるなら・・・」という気持ちはありますが、正直云うと楽しさ優先でしょうか ^^;
でも、安全あっての楽しみですし、相手の方の走りやすさ、不安の除去など伴走の技術がある方が、お互いさらに楽しいに決まっていますもんね。その辺りを気をつけて学んできます。
ということで、2/4、現地でお会いしたらお気軽にお声を掛けてください。
※1
- 18歳以上、身体障害者手帳を持っている視覚障害者 301,000人。
- うち59.5%はまったく見えないか、両眼の視力の和が0.04以下の重度視覚障害者。
- H13 厚生労働省実態調査 社会福祉法人日本盲人職能開発センター発行リーフレット「GUIDE BOOK」より
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