既に何回も泥んこトレイルレースに出て自然を破壊しまくってしまった自分が云うのもナンだけど...
植生や土壌や、地形や勾配、トレイルの踏み固められ具合(歴史あるトレイルは概して強い)にもよりますが、雨が降った後に靴でえぐられかき混ぜられ泥んこになったトレイルの、自然環境や植生に与えるインパクトは相当なもの。
拡幅や周辺の植物の根や茎がダメージを受けるなどはもとより、土の団粒構造がなくなって粘土質化。
乾燥と泥濘をくりかえすようになり、土壌が流出する一方で、根が伸びなくなってしまう。
草が生えるにしても、外来の植物が多くなり、植生が大きく変化。
雨が降った時、あるいは雨後のトレイルランは、ざっくり云って100人が限界かな...と思います。
なんで100人かと云うと、ランナーの足元の汚れ具合とタイムからみて、2ケタ順位の選手は、それ以降に比べるとさほど影響なく走ってこれているようだから。
トレイルランでは、多少の雨・風の時は決行と相場が決まっているけれど、これからはそれではまずいんじゃないか…
1000人以上の規模の大会は、そもそも開催しない。トレイル保護を考える選手は参加しない。
自然環境だけでなく、宿泊や交通手段、トイレなど含め、殆どのトレイルはそんなキャパシティはないのだから。
他の利用者への迷惑も相当なもので、挨拶をするとか、追い越しをしないというレベルじゃ解決しない。
500人以上の大会は、前夜雨、当日雨の場合は中止または順延。
数百人規模の場合は、催行するにしても、ともかく規模を縮小する。選手はトレイル保護を理由としたDNS。
コースの短縮や変更、順位やタイムを公式化しない、事後の修復イベントへの振替、一部返金をしたりなど、主催者側からの積極的なDNS提案があっても良いんじゃないかと思う。
「良心的懲役忌避」みたいに「トレイル保護を理由とした出走回避」これの略語を作れないかな...
※殆どが林道だったり、里山のようなところは例外にしても良いと思う。
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