アフリカ音楽やソウルカリプソ聴きながら走っていて気づいたのだけれど、腕の振りを1/7とか1/11とか素数分の一だけ微妙にズラすと、ドライブが掛かりますね。
逆位相だとブレーキ。
腕ふりを真っ直ぐでなく心もち「∞」にすることでも同じ効果があります。
加速や上りのときは∞の上半分で交点に向かうイメージ、減速や下りは下半分で交点に向かう。
実際に4足歩行してみて、前足の動きをトレースしてみると簡単に解ります。
これらは蒸気機関車の前進後退を切り換えるラジアス・ロッドの構制にちょっと似てるのですが、鉄ちゃんのランナーにしか分からん喩えですね。
ちなみにトルソ(胴体部)の撓み度と剛性が高いと、腕振りは小さくて済みます。
ピッチを速めつつ足のストロークを伸ばすこともできますね。
トルソの撓み度と剛性を高めるには、
1)重力と逆のベクトルで頭頂部から上に引き上げる意識で
2)胴体の浅層の筋肉、筋膜、表皮が張りを保つようにする
3)肩から腰に掛けての体側断面が円弧〜チャンネル状になるように
平な紙は弱いけど曲げると強くなるのと同じで、しなやかに撓みつつ剛性を高めることができます。
モノコックのクルマ、膨らんだ風船と一緒ですね。
そうすると、
4)脊柱を中心軸とした回転の伝達が、より少ない力で可能になり
5)腕振りで生まれた/腕振りを生む慣性モーメントが無駄なく伝わるばかりか、減衰されずに増幅します。
6)4足走行の前足後足連携が、肩〜骨盤(仙腸関節)間で実現する訳です。