【初日: 医療サポート・ボランティア】
Oxfamのトレイルウォーカー、初日は医療サポートのボランティア。
21:00からのミッション開始に備え、16:30に仕事を終え、CP5の大雄山最乗寺の檀信徒会館?のようなところに向かう。
20:00過ぎに小田急線の大雄山駅に到着するもバスはとっくになく、4~5kmだし、タクシーも見当たらなかったのでジョグることにした。
時間ギリギリ5分前に汗びっしょりで到着すると、前任のボランティアがドタキャンということで、すぐに持ち場に通され任務開始。
↑持ち場の「First Aid スペース」
↑CPの休憩所も野戦病院のようだ ^^
ヒマなんだろうな~と思ったら、First Aidに次々と傷病兵ども(笑)がやってくる。
CP4~5の間は全区間の中で最長の下りがあり、膝や足首、足裏を痛めることが多いことは多いのだが、今年は天気が良かったんでCP4で充分ケアをせずに一気にCP5まで来てしまったチームが多かったようで、例年より大忙しとのこと。
↑ホワイトテープ、キネシオテープ、アンダーラップ、救急絆創膏、ガーゼ、絆創膏、消毒液、正露丸、下痢ストッパー、バッファリン、冷却材、体温計、はさみ、ツメきり、ピンセット、etc.
医療サポートはファーストエイドどまりで、当然医師の行う治療行為はやってはいけないので、赤十字救急法の理念に則り、許される範囲内で苦痛の除去と競技続行につながるようあい勤めた。
具体的に云うと、セルフエイドのお手伝い適切なエイドのサポートといカタチで、膝などの痛み(キネシオ)テーピング約20件、捻挫(ホワイト)テーピング3件、バンデージ10件、マメの水抜き5件、etc
↑このCP5では、昨年CP7~Finishまで一緒にラストウォーカーAをやった、マイケルさんとニックさんが来ていた。今年は二人でCP5~フィニッシュまでラストウォーカーBをやるという。
到着後すぐの9:00から9時間続けて仕事して、翌6:00から数時間仮眠。
翌日の11:00から14:00まで再度仕事。その後片づけ・撤収をして、16:30頃に出発。
↑CP5の建物(檀信徒会館?)はこちらの大雄山最乗寺の寺務所の左奥にある。
お寺の境内なので夜は静かにしないといけない。
↑こちらは本殿?
天狗信仰、山岳信仰と習合しているせいか密教のような娑婆っ気というかケレン味のようなものがあって、清冽・端然とした印象が強い曹洞宗っぽさが少ないかも。
それはそれとして立派なお寺さん。門前、境内の杉が太くて見事なので是非訪れて欲しい。
運営業者のスタッフドライバーが道と目的地を知らないこともあって、散々道迷いをし、予定を1時間半超過して17:30に次なる任務地(フィニッシュ地点)に到着。
【2日め: 医療サポート・ボランティア】
Oxfamのトレイルウォーカー、2日め5/12(土)~翌日5/13(日)にかけては、フィニッシュ地点のYMCAでの医療サポート。
こちらはCP5と違って、開店休業。
私の居る間は、何のファーストエイドの必要もなかった。しかも寒くて持ち場の建物に閉じこもりっきり。フィニッシュの選手を出迎えることもできず、イマイチ臨場感がない。
↑時折到着する選手に、英語交じりのMCの方が完走証を手渡す。夜間は寒いせいもあって、人気が少なく、盛り上がりは今ひとつ。やはり、20~30時間、46~48時間の、晴れていて富士山が見える時間にゴールできるのがいい。
↑ずっと薪を燃やしているボランティアも。
千葉東金の城西国際大学でボランティアサークルをやっている学生さんが、顧問の先生、留学生を含め数十人が来ていた。
【休憩&出動?】
後任のボランティアである、看護士の愛さんが到着したので、早々に切り上げさせてもらいフロに入ってあったまる。今年は特に外人さんが多いせいか、フロのマナーがてんでなってない ^^;
翌日の2:00からの深夜パトロールウォーカーに備え仮眠を取る。仮眠スペースも二段ベッド、布団は羽毛布団と天国のようだ。
そろそろ起きて支度をしようかなと思っていた深夜1:00に携帯電話が鳴る。
何事かと思ったら、途中で具合が悪くなった選手が居るので、すぐ本部に来てくれていうこと。看護士の愛さんは仮眠に入ったばかりで電話にでないらしい。
本部スタッフに様子を聞くと、過呼吸で自力で歩けず云々・・・と、困った事態。
林道まで車で回収に向かうにも30~40分かかるという。
私もどうしたら良いか判らず内心焦ったが、パニくるのが良くないことだけは判っているので、チームのメンバーの携帯に電話して努めて冷静に様子を聞く。
電波が途切れ途切れで様子が判らずますます焦ったが、補助があれば自力で歩けるということでホッとする。
幸い他のチームやラストウォーカーの協力で林道まで降ろすことができ、クルマも予定より早く到着し、無事回収できた。
というところで愛ちゃんが起きてきたので、引継ぎしてバトンタッチ。
【3日め: パトロールウォーカー】
集合時間間際なので、慌しくパトロールウォーカーの支度をして、ほぼ定刻に集合。
相方たちも時間ギリギリの集合だったので、挨拶もそこそこに2:07位に出発。
パトロールウォーカーは、トレイルを選手と逆走して様子をチェックするというもの。今回の担当範囲はフィニッシュから三国山までの約5kmを5時間かけて往復するというものでした。
歩き出しながら、他の二人のメンバーと自己紹介。一人はスバンさんという日本人の30代女子、もう1人はスバンさんの職場の同僚の40代男性。スバンさんは、4月にサハラマラソン250kmを完走されたそうだ。凄い。来週は野辺山100kmとか・・・
約2時間半で折り返しの三国山に到着。
東の丹沢山塊をシルエットにして、きれいな朝焼けが広がっていた。
↑三国山頂 晴れているため放射冷却で気温はゼロ度近い。風が吹きぬけ、体感温度は氷点下の寒さ。
三国山についたけれど、もの足りなかったし、去年ラストウォーカーしたマイケルやニック、オックスファム事務局長の米良さんにもお会いしたかったので本部に電話してCP8の明神峠までエクステンション。
その分、さらにいくつものチームと行き違ったり同行することができた。往復15kmと短かったが、スバンさんたちともいろいろと話ができ、なかなか充実のトレイルでした。
CP5でファーストエイドしたチームもフィニッシュ目前までやってきていて、なんとも云えず嬉しい。
↑↓ゆっくり歩いているのに耐えられず(笑)、時折疾走するスバンさん。スポーティでアクティブだけど、どMな性格?
↑頑張った皆んなに最高のご褒美はこの景色。
砂漠ギャルのスバンさんとなぜか緊張してドギマギした表情の私。緊張の秘密は心霊写真のような左手か?
【STYの参考に】
それはそうと、明神山(パノラマ台)、三国山はゼロ度位で風も比較的あり、半パンではもの凄く寒かった ^^; 他のメンバーの方がもっと寒がっていたけど。
とはいえ、来週のSTYの際もゼロ度+風ということはありえるので、身体で感じられたのは参考になった。
パトロールウォーカー終了後に、ラストウォーカーAの方々と雑談しつつ弁当。
そのうちの1人、S木千春さんという女性と、どこかでお会いした気がして聞いてみたら、キタタンと三浦に出ていたそう。STYでは足和田山塊で誘導ボランティアをしてくださるらしい。お会いするためにも、足和田山までは絶対に行かないとならない。
【余禄】
終了後、帰りのバスまで時間が余ったので、YMCAでシャワーを浴び、石割の湯を基点に山中湖畔をジョグ。なぜか思うように走れず、12kmで終了。YMCAでシャワーがぬるかったので風邪でもひいちゃったかな?
↑景色は良いし、一周13kmとジョグにちょうど良いコースがある。