わが家のクリスマス・プレゼントで、ファイントラックのドラウト・センサー・ジャケットという、ミッド・ウェアを貰った。
オレンジと黒のコントラストが鮮やかだ。
カタログによると、「吸汗拡散性が高く」、「濡れ戻りが少ない」、「軽くて暖かく」、「UVカットで、透けにくい」と、単体でも十分高機能なのだが、「フラッドラッシュ・スキン・メッシュ」や「スパイルフィル」などのアンダーウェア、「ニュウモラップ」「ブリーズラップ」などのシェルと組み合わせると、さらに効果が増すようだ。(それにしても覚えにくい製品名だ・・・)
高機能にもかかわらず、税込みで9,450円と、用途が近いパタゴニアのR1の半分というのも魅力だ。
ファイントラック製品は、フラッドラッシュ・スキン・メッシュのTシャツ(白・黒)とラミースピンのTシャツしか持っていないが、その機能性にはとても満足している。スキンメッシュのおかげでどんなシャツでも汗冷えの問題が軽減したし、ラミースピンは逆に冷蔵庫のように冷え冷えして、炎天下に最適だ。
このジャケットも秋・冬・春のトレイルランにうってつけのウェアだと思うので、この正月、早速試してもいるつもり。
【2010/1/6追記】
1/2に群馬と栃木の県境、標高700m弱の仙人ヶ岳をトレイルランした際に試してみた。
アンダーに、フラッドラッシュ・スキン・メッシュT、パタゴニア・キャプリーン2・ジップネックという組み合わせ。
肝心の機能性だが、1月の群馬の山間は短パンでは耐えられない寒さだったので、汗はそれほどかかなかったが、吸汗拡散性と保温性に関してはうたい文句通りだと感じた。稜線は冷たい風が強かったが、汗冷えも気にならなかった。「ジャケット」はフルジップで冷やしたり暖めたりの調整が容易なことも効果を高めている。
着心地は、タイトフィットのためか、腕や肩の周りがやや窮屈で「まぁまぁ」といったところ。肩の縫製に特に工夫がないので、ジップが1/4しかない「ジップネック」は微調整が効かず苦しいかもしれない。下に着ていたキャプリーン2は肩に縫い目がなく着心地抜群なので、通常の下着ではもっと「モコモコ」としてしまう恐れがある。
ちなみに私は177cm、70km、裸のバスト95、ウエスト83で、サイズ表記のほぼドンピシャのLサイズを購入。胸、肩、腕は人並みで決してマッチョ体型ではない。生地にストレッチ性があるが、着心地は重要なポイントになると思うので、是非試着された方がいい。
オレンジと黒のカラーリングは、黒の短パンやダークグリーンの長パンとの取り合わせも良く、思ったよりもいい感じ。IEC(国際緊急色)に近い色なので、何よりも狩猟の時期や、万が一の道迷いの時などに目だって安心で、買う前よりもフィールドに出て満足度が高まった。
その後も家や近所のジョグで何度か着用したが、機能はともかく着心地は常時着用したくなる程ではない。静電気もそれなりに発生するし、細糸のニットなので、引っ掛かりによるほつれなども起こりそうな気がする。抗菌防臭機能はないので汗の多いシーズンも気になる。機能性で少しマイナス。
総合的に満足度は高く、ファイントラックのフルレイヤードがしたくなってしまい、帰京した日に「スパイロフィルLW」の長Tを購入してしまった。
(1回着用時点のインプレッション)
デザイン性 ★★★★☆
機能性 ★★★★☆
軽量・コンパクト ★★★★★
コストパフォーマンス ★★★★☆
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着心地 ★★★☆☆
耐久性 ★★★☆☆?